花を育てるのは楽しいですね。
今回はガーデニング初心者でも育てやすい冬から春にかけての花を紹介します。
楽しんで読んでくださいね。
初心者でもできる花の育て方で育てやすい花は?
春に初心者がこれから庭で花を育てるとしたら、以下のような花がおすすめです
パンジー/ビオラ:冬から春にいろんな色の花が咲く
種を植えるとすぐに芽が出ます。
日がよく当たるところに置いておけば、あまり世話しなくても大丈夫です。
ガウラ:春から秋までずっと花が咲き続ける
高くなるので、半分くらい切ってあげるとまた新しい花が咲きます。
カロライナ ジャスミン:春にいい匂いのする黄色い花が咲きます。
つるが伸びるので、柵や壁に絡ませて育てます。
花がたくさん咲くし、世話も簡単です。
でも毒があるので、食べないように気をつけてください。
クレマチス:春から初夏にかけて花が咲く
冬に咲くものもあります。
つるが伸びるものが多いです。
水が足りないと枯れやすいので、水やりを忘れないようにしてください。
→クレマチスの植え替え時期はいつ?鉢植え・地植えの植え替え方法も紹介!
スカビオサ:春に薄紫色の可愛らしい花を咲かせる
スカビオサは、淡い紫色の直径3~4㎝くらいの花を咲かせます。
湿気や蒸れに弱いので、庭植えにするなら風通しの良い場所が向いています。
これらは全部ではありませんが、例として教えました。
冬から春にかけての花はこんな時期に咲きます
- パンジー/ビオラ:10月~翌4月頃
- ガウラ:5月~10月
- カロライナ ジャスミン:4月~6月
- クレマチス:3~5月、9~10月、四季咲き
- スカビオサ:3月~5月、四季咲き
自分が好きな花や、庭の状態に合わせて選んでください。
冬から春にかけての花の育て方はどお?
- パンジー/ビオラ:園芸店やホームセンターなどで売っている花苗と、草花用培養土を用意します。
- 花苗をプランター(鉢)または花壇などに植え込んで、半日以上直射日光の当たる屋外で育てます。水やりは土の表面が乾いた時に行い、水はけがよく通気性に富んだ土を好みます。冬の間は寒冷地では肥料は不要ですが、暖地では月に1回三要素等量の固形肥料を置き肥します。花がら摘みをこまめに行って株を疲れさせないようにします。
- ガウラ:日当たりと風通しの良い場所で育てます。水やりは土が乾いたらたっぷりと与えますが、過湿にならないように注意します。肥料は月に1回液体肥料を与えます。花がら摘みは不要ですが、草丈が1m以上にもなるので、半分くらいまで切り詰めるとまた花を楽しめます。
- カロライナ ジャスミン:日当たりの良い場所で育てます。水やりは土が乾いたらたっぷりと与えます。肥料は春から秋にかけて月に1回液体肥料を与えます。剪定は開花後に行い、枯れた枝や伸びすぎた枝を切り落とします。つる性なので支柱やネットなどで誘引します。
- クレマチス:日当たりの良い場所で育てますが、根元は日陰にするとよいです。水やりは土が乾いたらたっぷりと与えますが、水はけが悪いと根腐れするので注意します。肥料は春から秋にかけて月に1回液体肥料を与えます。剪定は品種によって時期や方法が異なりますが、一般的には開花後に行います。つる性なので支柱やネットなどで誘引します。
→クレマチスの花が咲かない原因と対処法は?育て方や増やし方も解説!
- スカビオサ:日当たりと風通しの良い場所で育てます。水やりは土が乾いたらたっぷりと与えますが、湿気や蒸れに弱いので注意します。肥料は月に1回液体肥料を与えます。花がら摘みをこまめに行って次々と咲かせます。
これらは一般的な育て方ですが、品種や環境によって異なる場合もありますので、詳しくは苗の植物ラベルや種袋などを参考にしてください。
パンジーとビオラの違いは?
パンジーとビオラは、花の大きさが5cm以上のものをパンジー、5cm以下のものをビオラと呼びます。
パンジーは、大きくて豪華な花を咲かせることが多く、花色や花弁の形も多彩です。
ビオラは、小さくて可憐な花を咲かせることが多く、花付きがよくて耐寒性が高いです。
パンジーとビオラの育て方は?
基本的に同じですが、いくつかのポイントがあります。
- 日当たりと風通しのよい場所を選びます。水はけ、水もち、通気性のよい土を用意します。
- 鉢植えの場合は、草花用培養土を使うか、赤玉土と腐葉土、パーライトを6:3:1に混ぜた土を使います。
- 地植えの場合は、植え場所に堆肥や腐葉土をすき込んで耕します。
- 水はけが悪いときは、川砂も加えて改善します。
- 植えつける時期は、秋10~11月頃か、春3~4月頃がおすすめです。株間は、庭植えの場合20cm、鉢植えの場合は10cm程度にします。
- 水やりは、表土がよく乾いたらたっぷりとします。鉢底から水が流れ出るくらいまで与えます。過湿にならないよう注意します。
- 肥料は、用土に緩効性化成肥料を元肥として混ぜておきます。
- 冬の間は不要ですが、暖地で花が咲き続ける場合は月に1回三要素等量の固形肥料を置き肥します。
- 花がら摘みはこまめに行います。
- 花茎のつけ根から切り取ります。
- 長く開花する植物なので、株が疲れないようにします。
- 切り戻しは必要に応じて行います。株がだらしなくなったり徒長したりした場合は、花茎や葉を半分程度に切り戻します。
- 切り戻した後は水やりや肥料を控えめにします。
- 病気や害虫に注意します。
灰色かび病や斑点病などの病気やアブラムシやナメクジなどの害虫が発生することがあります。
パンジーとビオラの花言葉は?
パンジーとビオラは、共通の花言葉を持っています。
色によっても花言葉が変わります。
花言葉は「もの想い」「私を想って」です。
例えば、赤いビオラの花言葉は「物思い」「思い出」「思想」
白いビオラの花言葉は「純真」「あどけない恋」「律儀」「慎み」
ピンクのビオラの花言葉は「私を想って」「少女の恋」「信頼」などです。
ガウラはどんな花?でしょうか
ガウラは、アカバナ科ガウラ属の多年草で、北アメリカが原産地です。
ガウラは、細長い茎の先に小さな花を穂状に咲かせます。花色は白やピンクが多く、花弁は4枚で長い雄しべが目立ちます。
ガウラの花は風に揺れると白い蝶が飛んでいるように見えることから、ハクチョウソウとも呼ばれます。
ガウラの開花期は5月から11月で、長期間花を楽しめます。
ガウラの育て方は、日当たりの良い場所で水はけの良い土を使うことがポイントです。
水やりは土が乾いたらたっぷりと行い、肥料は春から秋にかけて月に1回程度与えます。
剪定や摘心をすると花付きが良くなります。
増やし方は、種まきや株分け、挿し木などがあります。
ガウラに注意すべき病気や害虫は、灰色カビ病やアブラムシなどです。
ガウラの花言葉は?
「負けず嫌い」「我慢できない」「清楚」「神秘」「行きずりの恋」などがあります。
ガウラは、白い蝶が飛んでいるように見える花姿から、気まぐれな恋や自由な精神を表すとされています。
また、ガウラは耐寒性や耐暑性が強く、乾燥にも耐える植物です。
そのため、負けず嫌いや我慢できないという花言葉も持っています。
カロライナ ジャスミンはつるが伸びる植物
4月から6月の間に、きれいな黄色の花を咲かせます。
花は小さくて、直径は3cmくらいです。
花のにおいは、ジャスミンという花に似ていますが、カロライナ ジャスミンはジャスミンとは違う種類の植物です。
この花の花言葉は、「甘いささやき」です。
女性の方に好まれるかどうかは分かりませんが、素敵な花言葉だと思います。
カロライナ ジャスミンには、注意点があります。
この植物は、毒があるからです。
葉や花には、ゲルセミンという毒の成分が入っています。
この植物を食べたりすると、体に悪い影響が出ます。
この植物を切ったりするときは、手袋をして手で触らないようにしましょう。
カロライナ ジャスミンを育てるときは、日がよく当たる場所に置きましょう。
そして、水やりや肥料をちょうどいい量であげましょう。
つるが伸びるので、棒などに絡めて形を作りましょう。
そうすると、4月から6月にかけて、たくさんの花を楽しむことができます。
カロライナ ジャスミンは毒があることに気をつければ、美しく香り高い花を楽しめる植物です。
カロライナジャスミンの花言葉は?
「甘いささやき」「長寿」です。
カロライナジャスミンは、4月から6月にかけて黄色い花を咲かせるつる性植物で、ジャスミンのような香りがします。
カロライナジャスミンは、アメリカ南東部やメキシコが原産地で、英名では「Carolina jasmine」や「Yellow jasmine」などと呼ばれています。
カロライナジャスミンは、1月26日の誕生花でもあります。
カロライナジャスミンは、全草に有毒成分を含んでいるので、誤って口に入れないように注意してください。
スカビオサはどんな花ですか?
スカビオサは、マツムシソウとも呼ばれるスイカズラ科の植物です。
原産地はユーラシア、南アフリカ、アジアなどで、80種類以上の品種があります。
花は小さな花が集まって球状になり、外側の花びらが大きく広がります。
花色は青、紫、白、ピンクなどがあります。
スカビオサの花言葉は?
「魅力」「風情」などがありますが、「悲哀の心」「不幸な恋」などのネガティブなものもあります。
育て方は日当たりと水はけの良い場所を好みます。
寒さにはやや強いですが、暑さには弱いです。
切り花や鉢植えにも向いています。
スカビオサの育て方は?
スカビオサの育て方は、日当たりと水はけの良い場所を選びます。
土は軽くふかふかにしておきます。水やりは乾燥しない程度にします。
暑さに弱いので、夏場は涼しい場所に移動したり、日陰を作ったりします。
花が終わったら、枯れた花茎を切り取っておきます。冬は霜よけをしたり、室内に入れたりします。
病害虫にはあまり強くないので、定期的に観察しておきます。
必要ならば殺虫剤や殺菌剤を使います。
スカビオサは基本的に病害虫に強いですが、株が蒸れると灰色カビ病が発生しやすくなります。
発生すると、葉に灰色のまだら模様のカビがでてきます。
発生初期は、病気になった部分を取り除いて管理しますが、株全体がかかると完治できないので処分しましょう
冬から春に咲く花のパンジー・ガウラ・カロライナ ジャスミン・クレマチス・スカビオサについて まとめ
冬から春に咲く花のパンジー・ガウラ・カロライナ ジャスミン・クレマチス・スカビオサについて まとめ
パンジーは日当たりがいいところでよく生長する。パンジーは非常に丈夫な植物で、降雪で株が雪に埋まっても、低温で凍結しても、株・茎・葉・花は損傷せず、雪や凍結が解けた後は植物の活動を再開する。
ガウラは伸ばした茎の先端に約1.5cmのとても小さな花を咲かせる。
ガウラの花は白色が多く、花弁の枚数が4枚で、長い雄しべが目立つ。これらの特徴からハクチョウソウとも呼ばれる。
ガウラは日当たりの良い場所を好み、あまり土壌は選ばない。肥沃な土壌の方が花付きは良くなる。
カロライナジャスミンは北アメリカ南部から中央アメリカに分布する常緑のつる性植物で、細いつるでからみつきながら6mほどに伸びる。
ろうと型の香りのよい濃黄色の花を株全体が覆われるほどたくさんつけ、次々と長期間咲かせる。
日当たりが悪いと花つきが悪くなるので日当たりの良い場所で管理する
クレマチスは、北半球を中心に原種が数百種ほど存在するつる性植物です。
花色や花形が豊富で、大きく華やかな花を咲かせます。
咲き方は、旧枝咲き、新枝咲き、新旧枝咲きの3種類に分けられます。
日当たりの良い場所を好みますが、夏の暑さに弱い種類もあります。
代表的な品種には、モンタナ、テッセン、アーマンディ、白万重、ジョセフィーヌなどがあります。
スカビオサは、和名をマツムシソウという多年草です。
外側の花びらは放射状に広がり、中心部には小花の集合体が咲く特徴的な花です。
一輪でも複雑な表情を見せてくれます。園芸品種も多く存在し、多彩な花色と花のサイズが切り花としても人気です。
高温多湿を避け、風通し良く日当たりのいい場所を好みます。
代表的な品種には、アトロプルプレア、コーカシカ、オクロレウカ、ステラータなどがあります。