シャコバサボテンの剪定時期と仕方は?剪定後の管理や害虫対策!




シャコバサボテンの剪定時期と仕方は?剪定後の管理や害虫対策!

シャコバサボテンの剪定は葉摘みとも言われますが、「剪定」の意味として、植物の生育に必要のない伸びすぎた枝や葉などを取り除き脇芽を出させるために行います。

また、見た目のバランスを整えるためにおこなうことを指します。

そこで、秋の「葉摘み」とは分けて、ここでは春の「剪定」の時期や仕方を紹介します。

目次

シャコバサボテンの剪定時期は?

シャコバサボテンの剪定時期は、暖かくなってくる3月下旬から4月が適期とされ、気温が10度を超える晴れた日にするといいでしょう。

剪定した切り口が乾きやすいのと気温が高く感じるので晴れた日がいいです。

適期を逃し、夏の暑さを感じるころになってしまうと、新しい芽が出てこなくなることがあるため、あまり遅くならないように気を付けてくださいね。

シャコバサボテンがお店などに出回るのは寒くなる時期、花が咲くころなので冬の花とされますが、寒さにとても弱い植物です。

なので、気温が10度を切ったり、雨が降ったりするような寒い日に剪定をしてしまうと、株全体にストレスがかかり弱ってしまうこともあるため避けてください。

室内で行う場合は、10度以上あれば天気は関係なくできます。そのときは、新聞紙を広げてすると後片付けが楽なのでいいですよ。

剪定しないとどうなる?

シャコバサボテンを剪定しないで育ててしまうと、分枝した新芽が出てこず、もともとの枝だけが伸びてしまって、ボリュームがなくバランスも整っていない形になってしまいます。

そうなると、花芽がつく茎節が少ないため、花も寂しいかんじに・・・

たくさんのシャコバサボテンの花を長く楽しむためにも、適切な時期に剪定はぜひやっておきたい作業のひとつです。

シャコバサボテンの剪定の仕方は?

シャコバサボテン

シャコバサボテンの剪定バサミは特に必要ありませんが、ハサミを使う場合は、茎節をなるべく傷つけないために、歯先の細いハサミを使ってください。

ハサミは清潔なものを使います。

切り口を傷めないためと、病原菌予防のためにです。

ハサミを清潔に保つためには、使用後すぐに流水で洗い、よく乾かしておくのが一番いいのですが、あとで・・・とか思っているうちに結局次使うまで放置・・・なんてこともありますよね。

そんなときは、専用の消毒液を使うか、薬局などで手に入る「消毒用エタノール」をティッシュペーパーやキッチンペーパーに付けて拭き取るか霧吹きに入れてスプレーして拭き取るかしましょう。

簡単な方法として、ライターやコンロの火であぶる・・・というのもありますが、ハサミを傷めてしまうのでおすすめはしません。

実際の剪定手順

最初に書きましたが、シャコバサボテンの剪定は剪定バサミがなくても、手で簡単にできます。

①伸びてきてしまっている各枝の茎節を、株元から3~5節くらい残して先を取り除きます。

②取り除きたい茎節のつなぎ際を指でつまんで、軽くひねるようにするだけで取れます。

③取ったものは挿し芽として使うため一旦置いておきましょう。

この時期におこなうシャコバサボテン剪定は、株全体の形をバランスよく整えるためと、新しい茎節を増やして成長を促すためのものです。

剪定をした部分から分枝して新しい茎節が増え、花が咲くところが増えてくれます。

剪定時に株の様子をしっかりチェック!

シャコバサボテンの剪定のときは各枝に触れるので、しっかり観察して弱っている株がないかどうか、虫がついていないかなどを調べるチャンスです。

弱っている株が見つかったときは、植え替えするつもりがなかった場合でも、おもいきって一緒にしてしまいましょう。

弱っている株は根腐れを起こしている可能性が高いです。

そのままにしておくと、元気な他の株まで弱ってしまうので、おもいきって取り除きます。

根腐れを発見したら、古い土は落とせるだけ落とし新しい土に植え替え、腐っている根はピンセットや割り箸などで取れるだけ取っておきます。

シャコバサボテンはどちらかというと虫はつきにくい植物ではありますが、ナメクジなどがついてしまうので、茎節が食べられていないかもこのとき調べてみましょう。




シャコバサボテンの剪定後の屋外管理や外注対策は?

シャコバサボテン

シャコバサボテン剪定は株に大きなストレスがかかります。

そのため、剪定後2週間くらいは肥料を控えてあげてください。

水やりは2~3日後からあげて大丈夫です。

暖かくなってくる時期はシャコバサボテンの生育期でもあるので、土の表面が乾燥していれば水をたっぷり、鉢底から流れ出るくらいあげます。

剪定の時期は、そろそろ屋外管理しようかなという時期です。

すでに屋外管理している場合でも、剪定後しばらくは、直射日光が当たらない明るい日陰に置いてあげましょう。

強い風や雨が直接当たる場所も避けてください。

剪定後の新芽への外注対策も忘れずに!

シャコバサボテンの剪定した先から新芽が出てくると、これを狙って害虫がやってきます。

先に書いたナメクジもそうですが、毛虫やヨウトウムシが、柔らかい新芽を食べてしまうことがあります。

これらは食害性害虫なので、そのままにしておくと新芽が全滅なんてこともあります。

ほかに吸汁性害虫のコナカイガラムシにも注意が必要です。

目で見て分かる大きさの虫は割り箸などで取り除くこともできますが、ちょっと気持ち悪いという人は薬剤を使ってくださいね。

コナカイガラムシは歯ブラシでこすり落とすか薬剤で駆除・予防しましょう。

シャコバサボテンの剪定の体験者の声を紹介

シャコバサボテンって知ってますか?

私は大好きで、家の中にいろんな種類のシャコバサボテンを置いてます。

Ponny
Ponny

シャコバサボテンは水やりも少なくて、丈夫で育てやすいんですよ。

でも、ちょっとだけコツが必要なんです。

それは剪定です。

シャコバサボテンは剪定バサミで切っちゃダメなんです。

傷がついて枯れちゃうこともあるし、形も崩れちゃいます。

シャコバサボテンの剪定は「葉摘み」というんですけど、葉っぱを摘むだけなんです。

Ponny
Ponny

「葉摘み」のやり方は簡単です。

花が咲かない葉を根っこから引っ張って取るだけです。

でも、力ずくで引っ張ると株ごと抜けちゃうこともあるので気をつけてくださいね。

あと、葉の裏にはトゲがあるので手袋をした方がいいですよ。

→詳しい「葉摘み」のやり方はこちらの記事で

シャコバサボテンの剪定時期と仕方は?剪定後の管理や害虫対策!まとめ

今回は、シャコバサボテンの剪定時期と仕方は?剪定後の管理や害虫対策!も紹介してきました。

シャコバサボテンの剪定は必ずしなくてはいけないということではありませんが、花の少ない冬に、ボリュームのある華やかなシャコバサボテンが室内を彩ってくれるので、より多くの花をバランスよく咲かせるためにも、適切な時期に剪定をぜひやってみてください。

道具も特に必要ないため初心者でも簡単にできますよ。

それに、剪定して取った茎節を挿し芽して増やすことができます。

挿し芽も簡単にできますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

シャコバサボテンの赤い芽が気になる方、どうしたらいいのか次の記事にて公開しています。

要チェックですよ。




→シャコバサボテンの赤い芽はそのままでもいいの?




目次
閉じる