シャコバサボテンの葉摘み春と秋の葉摘みの違いと注意点と体験談




シャコバサボテンは、冬に鮮やかな花を咲かせる多肉植物です。

しかし、花を咲かせるためには、春と秋に葉摘みという作業を行う必要があります。

葉摘みとは、シャコバサボテンの茎節を摘み取ることで、分枝や花芽の形成を促すことです。

この記事では、シャコバサボテンの葉摘みの時期と方法、葉摘み後の管理方法について詳しく解説します。

目次

シャコバサボテンの葉摘みの目的と違い

シャコバサボテン 葉摘み

シャコバサボテンの葉摘みは、春と秋に行いますが、それぞれの目的と方法が異なります。

シャコバサボテンの葉摘みには、主に2つの目的があります。

  1. 花芽の形成を促す

シャコバサボテンの花芽は、成熟した葉に形成されます。そのため、葉摘みを行うことで、成熟した葉を増やし、花芽の形成を促すことができます。

  1. 株の形を整える

シャコバサボテンは、放っておくと株が伸びすぎて形が乱れてしまいます。葉摘みを行うことで、不要な葉を取り除き、株の形を整えることができます。

葉摘みの時期は、春と秋の2回あります。

  • 春の葉摘みは、3月下旬から4月上旬に行います。この時期の葉摘みは、株の成長を促す目的で行います。
  • 秋の葉摘みは、9月下旬から10月上旬に行います。この時期の葉摘みは、花芽の形成を促す目的で行います。

葉摘みの方法は、以下のとおりです。

  1. 株の周りの不要な葉を取り除きます。
  2. 葉の根元から、手でそっとちぎります。

葉摘みを行う際は、以下の点に注意しましょう。

  • 葉をちぎる際には、葉の根元からしっかりとちぎります。葉の茎の部分を残していると、そこから腐敗が始まる可能性があります。
  • 葉摘みを行う際には、清潔な手で作業しましょう。病原菌が付着すると、株に病害が発生する可能性があります。

シャコバサボテンの葉摘みを丁寧に行うことで、より美しく元気な株に育てることができます。

春の葉摘みは、茎節を大胆に摘み取ることで、分枝を促し、株を充実させることが目的です。

秋の芽摘みは、先端の新芽を摘み取ることで、花芽の形成を促し、花付きを良くすることが目的です。

以下では、それぞれの葉摘みの時期と方法について詳しく説明します。

春の葉摘みの時期と方法

春の葉摘みは、4月頃に行います。

この時期は生育期の初めになるので、シャコバサボテンを大胆に切り戻してしまっても、その後にぐんぐんと成長してくれます。

春の葉摘みの方法は、以下の通りです。

  • 大きい株であれば、株全体の2分の1程度を残して、後は茎葉を摘み取っても大丈夫です。
  • シャコバサボテンの葉は茎節の部分でひねると簡単に摘み取ることができます。
  • 小さな株の場合は、3~5節くらいの葉を残して摘み取ります。
  • 摘み取った茎節は、挿し芽に利用できます。挿し芽の方法は、こちらを参照してください。

春の葉摘みのポイントは、株の形を整えることです。

伸びすぎたり、乱れたりした茎節は摘み取って、株のバランスを良くしましょう。

また、摘み取った茎節は捨てずに、挿し芽にして増やすことができます。

挿し芽は、摘み取った茎節を乾燥させてから、土に挿すだけで簡単にできます。

秋の芽摘みの時期と方法

シャコバサボテン 葉摘み

秋の芽摘みは、9月頃が適した時期になります。

シャコバサボテンの花芽は硬く成熟した葉先のみにできるので、先端についた柔らかい新芽は摘み取っておきましょう。

秋の芽摘みの方法は、以下の通りです。

  • 新芽は指で摘まんで簡単に取ることができます。
  • 秋の新芽はほんのり赤味がかるのが特徴です。
  • 花芽がつき始めたら、新芽は摘まないでください。花芽は小さくて白いものが葉先についています。
  • 肥料は3月~6月までで、梅雨明け以降は肥料を与えずに、花芽ができ始める9月頃までは肥料が切れた状態にすることがポイントです。

秋の芽摘みのポイントは、花芽の見分け方です。

花芽は、葉先に小さくて白いものがついています。

これを見逃さないようにしましょう。

花芽がついた葉は、摘まないでそのままにしておきます。

花芽がついていない葉は、先端の新芽を摘み取って、花芽の形成を促します。

この作業をすることで、花付きが良くなります。

シャコバサボテンの葉摘み後の管理方法

シャコバサボテン 葉摘み

葉摘み後は、シャコバサボテンに大きなストレスがかかっているので、以下の点に注意して管理しましょう。

  • 直射日光が当たらない明るい日陰に置き、強い風や雨が直接当たる場所も避けてください。
  • 葉摘み後は、10日~2週間程度は水やりをしません。その後11月下旬頃までは、やや控えめですが乾かしすぎないように、土の表面が乾いて2~3日経って、鉢の底から水が流れ出るくらいたっぷりあげます。
  • 花芽がつき始めたら、乾かしすぎないように注意してください。花芽が落ちてしまう原因になります。
  • 肥料は花が咲くまで与えないでください。花が咲いたら、開花中は休眠期なので、肥料は一切与えないようにします。
  • 12~3月は乾かし気味に管理し、ほとんど水やりはしなくてかまいません。月に1~2回程度で大丈夫でしょう。

葉摘み後の管理方法のポイントは、水やりと肥料の量です。

水やりは、葉摘み後は控えめにし、花芽がつき始めたら乾かしすぎないようにします。

肥料は、花が咲くまで与えないで、開花中は一切与えないようにします。

これらの管理方法を守ることで、シャコバサボテンは元気に花を咲かせてくれます。




シャコバサボテンの花の色と種類

シャコバサボテン 葉摘み

シャコバサボテンの花は、冬に咲くことから、クリスマスカクタスとも呼ばれます。

花の色は、赤、ピンク、白、オレンジ、紫など、さまざまな色があります。

花の形も、星型、鈴型、筒型など、種類によって異なります。

シャコバサボテンには、以下のような代表的な種類があります。

  • シュルンベルゲラ・トランカータ:花びらが細くて尖った星型の花を咲かせます。花の色は、赤、ピンク、白などです。
  • シュルンベルゲラ・ブリジッシー:花びらが丸くてふっくらした鈴型の花を咲かせます。花の色は、赤、ピンク、白、オレンジなどです。
  • シュルンベルゲラ・ガウチェリアナ:花びらが長くて細い筒型の花を咲かせます。花の色は、紫、赤、ピンクなどです。

シャコバサボテンの花は、一つの株から複数の色の花を咲かせることもあります。

これは、遺伝的な変異や接ぎ木によるものです。

色とりどりの花を咲かせるシャコバサボテンは、見た目も華やかで、魅力的です。

シャコバサボテンの花の開花期と開花時間

シャコバサボテン 葉摘み

シャコバサボテンの花は、冬に咲きますが、開花期は種類によって異なります。

一般的には、以下のような時期に咲きます。

  • シュルンベルゲラ・トランカータ:11月~12月
  • シュルンベルゲラ・ブリジッシー:12月~1月
  • シュルンベルゲラ・ガウチェリアナ:1月~2月

シャコバサボテンの花は、夜に開き、昼に閉じます。

開花時間は、種類や気温によって異なりますが、一般的には、以下のような時間帯に開きます。

  • シュルンベルゲラ・トランカータ:夕方~夜中
  • シュルンベルゲラ・ブリジッシー:夜中~朝方
  • シュルンベルゲラ・ガウチェリアナ:朝方~昼前

シャコバサボテンの花は、一つの花が開くのは約1週間程度です。

しかし、一つの株からは何度も花が咲くので、開花期は約1ヶ月程度続きます。

シャコバサボテンの花は、夜に開くので、夜間にライトアップして楽しむこともできます。

ライトアップする場合は、暖色系の光がおすすめです。

白色や青色の光は、シャコバサボテンにとっては日光と同じになってしまい、花が閉じてしまう可能性があります。

シャコバサボテンの葉摘みを春と秋に行った女性の体験談

シャコバサボテン 葉摘み

私は、シャコバサボテンが大好きで、家には色々な種類のシャコバサボテンを育てています。

シャコバサボテンは、冬に美しい花を咲かせるのですが、そのためには、春と秋に葉摘みという作業をする必要があります。

葉摘みとは、シャコバサボテンの茎節を摘み取ることで、分枝や花芽の形成を促すことです。

私は、今年の9月に、シャコバサボテンの秋の芽摘みに挑戦しました。

その時の体験談を、ここで紹介したいと思います。

まず、芽摘みをする前に、シャコバサボテンの種類と芽摘みの方法を調べました。

シャコバサボテンには、シュルンベルゲラ・トランカータ、シュルンベルゲラ・ブリジッシー、シュルンベルゲラ・ガウチェリアナなど、いくつかの種類があります。

それぞれの種類によって、芽摘みの方法が少し違います。

私は、自分の育てているシャコバサボテンの種類を確認し、それに合わせた芽摘みの方法を学びました。

こちらの記事がとても参考になりました。

次に、芽摘みをする準備をしました。

芽摘みに必要な道具は、特にありません。

指で摘まんで摘み取るだけです。ただし、芽摘みをするときは、花芽と新芽を見分けることが重要です。

花芽は、葉先に小さくて白いものがついています。

新芽は、先端にほんのり赤味がかった柔らかいものがついています。

花芽は摘まないでそのままにしておき、新芽だけを摘み取ります。

これらの道具と見分け方を揃えて、芽摘みを始めました。

芽摘みの方法は、シャコバサボテンの先端についた新芽を指で摘まんで摘み取るだけです。

新芽はとても柔らかいので、力を入れすぎないように注意しました。

私は、自分の育てているシャコバサボテンの全てに芽摘みをしました。

シャコバサボテン 葉摘み

芽摘みをした後は、摘み取った新芽を捨てました。

新芽は挿し芽には向いていないので、再利用することはできません。

芽摘みをするときの注意点は、花芽の見分け方です。

花芽は、葉先に小さくて白いものがついています。

これを見逃さないようにしましょう。

花芽がついた葉は、摘まないでそのままにしておきます。

花芽がついていない葉は、先端の新芽を摘み取って、花芽の形成を促します。

この作業をすることで、花付きが良くなります。

芽摘みをした後は、シャコバサボテンに大きなストレスがかかっているので、以下の点に注意して管理しました。

  • 直射日光が当たらない明るい日陰に置き、強い風や雨が直接当たる場所も避けました。
  • 芽摘み後は、水やりを控えめにしました。土の表面が乾いてから、鉢の底から水が流れ出るくらいたっぷりあげました。
  • 肥料は花が咲くまで与えませんでした。花が咲いたら、開花中は休眠期なので、肥料は一切与えませんでした。
  • 12~3月は乾かし気味に管理し、ほとんど水やりはしませんでした。月に1~2回程度で大丈夫でした。

芽摘みをしたおかげで、シャコバサボテンは花芽がたくさんつきました。

冬になると、色とりどりの花が咲きました。

シャコバサボテンの花は、夜に開き、昼に閉じます。私は、夜にライトアップして、花の美しさを堪能しました。

ライトアップするときは、暖色系の光がおすすめです。

白色や青色の光は、シャコバサボテンにとっては日光と同じになってしまい、花が閉じてしまう可能性があります。

私は、シャコバサボテンの芽摘みに挑戦して、とても楽しかったです。

芽摘みをすることで、シャコバサボテンの花を咲かせることができました。

シャコバサボテンの芽摘みは、簡単にできるので、ぜひ、皆さんも試してみてください。

シャコバサボテンの花は、冬の寒さを忘れさせてくれる素敵な植物です。

ぜひ、シャコバサボテンの花を楽しんでください。

シャコバサボテンの葉摘み春と秋の葉摘みの違いと注意点のまとめ

シャコバサボテンの葉摘みは、春と秋に行うことで、分枝や花芽の形成を促し、花付きを良くすることができます。

葉摘みの時期と方法を覚えて、シャコバサボテンの花を楽しみましょう。

葉摘み後の管理方法もしっかりと守って、シャコバサボテンを元気に育てましょう。

また、シャコバサボテンの花の色と種類、開花期と開花時間についても紹介しました。

色とりどりの花を咲かせるシャコバサボテンは、冬の寒さを忘れさせてくれる素敵な植物です。

ぜひ、シャコバサボテンの花を楽しんでください。




▶シャコバサボテンの葉摘みの時期と方法は?葉摘み後の管理方法も!




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