デュランタの剪定時期はいつ?植え替えの方法も紹介します!




デュランタの剪定時期はいつ?植え替えの方法も紹介します!

デュランタは生長旺盛な植物です。生育環境を整えてあげると、勢い良く枝や根を伸ばし、どんどん育っていきます。

その特徴を活かして、熱帯地方では、デュランタを生垣に利用することもあります。

日本でも、沖縄でそういった光景が見られることもありますね。

枝や根の生長が良いということは、適切な時期での剪定や植え替えが欠かせないとも言えます。

時期や方法など、適切な剪定を行いたいですよね。

これから、デュランタの剪定時期はいつ?剪定方法・植え替えの方法について、ご紹介していきます。

目次

デュランタの剪定時期はいつ?

デュランタの剪定時期はいつなのか、目的に応じて3つのタイミングでの剪定があります。

①生育期間中に適宜(春〜秋)
②生育期間の前後(春先、冬前)
③花が咲き終わった後

の3つの時期です。
いつの時期の剪定なのかで、目的と方法が異なります。

①生育期間中に適宜(春〜秋)

生育期間中のいつ頃かというと、適宜となります。

デュランタの枝の伸び具合を見て、行います。剪定の目的は、好みの形に整えることです。

デュランタは、生長の勢いが良い植物です。

生育期間中は、どんどん枝が伸びていき、樹形が乱れることもあります。

この時期に深く剪定すると、花つきが悪くなります。切り過ぎには注意です。

②生育期間の前後(春先、もしくは冬前)

デュランタの生長と、暑さ寒さが落ち着いている時期に行う剪定です。
剪定の目的は、これも翌春に備えて形を整えることです。

大きくなりすぎた株を整えるため、枯れた枝、混み合った枝、長く伸びすぎた枝を間引きます。

生育期間中と異なり、枝の付け根から切る、強い剪定です。

③花が咲き終わった後

一つ一つの花の咲き終わりに、花がらを摘む剪定です。

剪定の目的は、次の花を咲かせるためと、花つきを増やすことです。
花のすぐ下を、少し切ります。

剪定をせずにいると、実がつき、同じ年にはもう花は咲きません。

デュランタの花は、その年に伸びた、長い枝の先に咲きます。切り過ぎると、むしろ花はつかなくなります。

デュランタの剪定後の管理方法は?

デュランタ

デュランタの剪定には、目的に応じた3つのタイミングでの剪定がありました。

それぞれの、剪定後に必要な管理方法について、解説します。

①生育期間中に適宜(春〜秋)

目的はデュランタの形を整えるためでした。

剪定後の管理として、特別なことは必要ありません。

デュランタの通常の、生育期間中の管理を引き続き行いましょう。

ただし、窒素分の多い肥料は与えないようにします。

葉ばかり茂って、花もつかなくなります。

②生育期間の前後(冬前、もしくは春先)

枝の根元から切る、強い剪定でした。

デュランタは強剪定の後、勢いの強い枝が生えることがあり、このような枝をシュートと言います。

シュートは花つきも悪く、不恰好になりがちです。

株全体の勢いが弱い、形を整えるのに利用したい場合は、シュートをそのままにしても構いませんが、もし生育期前後でも強剪定でシュートが生えたら、また根元から切ることをおすすめします。

③花が咲き終わった後

花つきを良くすること、次の花を咲かせることが目的の剪定です。

この剪定の後に、液体肥料を追肥をすると、効果を増すことができます。特にリンの成分が多い液体肥料が効果的です。

2ヶ月に1回のペースでの緩効性肥料に加えて、花の時期には1〜2週間に1回程度、液体肥料を与えます。

花後の剪定とタイミングを合わせると良いでしょう。




デュランタの植え替え方法は?

デュランタ

生長が活発なデュランタは、枝ばかりでなく、根の伸びも早い植物です。

鉢植えでデュランタを育てる場合、根詰まりを起こさないために、植え替えが必要です。

根詰まりになると、葉が根元から枯れ始めるなど、様々な生育不良を起こします。

地植えの場合は不要ですが、鉢植えのデュランタを育てる時は、植え替えは必ず行う作業です。

具体的な方法について、解説します。

一回り大きな鉢と、新しい清潔な土を用意!

デュランタの植え替えにおすすめの土は、小粒赤玉土7割、腐葉土3割で配合したものです。

小粒赤玉土の割合を6割にして、川砂1割を加えるのも、水はけが良くなります。

鉢の半分程まで新しい土を入れたら、デュランタの株を移します。

根についてる古い土は、軽く落とします。デュランタの根鉢はある程度、崩しても大丈夫です。

傷んだ根と、長めの根も少し切ると良いでしょう。

根を3分の1ほどカットすると、デュランタの生長を抑えられます。

植え替え前と同じサイズの鉢を使いたいなど、あまり大きくしたくない場合には有効です。

ここまでが植え替えの方法でした。次に、頻度や時期について、解説します。

デュランタの植え替えの頻度

植え替えの頻度としては、1〜2年に一回、もしくは毎年です。

判断方法としては、鉢の底を見て、根が出ているかどうかです。

植え替えに適している時期は、4月〜5月です。

気温が十分暖かく、そして暑さと生育期が本格的になる前に、済ませてしまいます。

デュランタの増やし方は?

デュランタ

デュランタの増やし方として、挿し木、もしくは実生で増やすことが出来ます。

多くの植物と同じように、挿し木の方が、よりやり易いですが、丈夫さが特徴のデュランタは、どちらの増やし方でも、比較的成功しやすいようです。

いずれの増やし方でも、時期としては春から秋にかけて可能ですが、
真夏や梅雨時は避けると良いでしょう。

それぞれの増やし方について、解説します。

・挿し木

デュランタの挿し木の仕方は、多くの植物の場合と同じです。

デュランタの枝で、新しく伸びた枝を選び、先端を2〜3節ほどカットします。

切り口を斜めにすると、水を吸い上げる量を増やせます。

葉は、上部分2〜3枚を残して、下についているのは全て取り除きます。

切り口を水に30分程つけて、水揚げをします。

その後、土に挿します。

土でおすすめなのは、バーミキュライトや鹿沼土です。

明るい日陰で管理すると、2ヶ月程度で発根します。

肥料は不要ですが、水切れには注意しましょう。

・実生

デュランタの種を蒔いて増やす方法です。

咲き終わった花を、剪定せずにつけていると、果実をつけます。果実から種を取り出して、使用する方法です。

種を採るタイミングは、果実が黄色、またはオレンジに熟した後です。
水洗いした種を、小粒赤玉土などにまきます。

土を種が見えなくなる程度に覆い被せ、乾かさないように管理すると、
一ヶ月程で発根します。

デュランタの剪定時期はいつ?植え替えの方法も紹介します!まとめ

以上、デュランタの剪定時期はいつ?剪定方法・植え替えの方法も紹介!の記事でした。

デュランタは生長旺盛で丈夫な植物です。

生長の良さ、丈夫さは育てやすさでもありますし、そのために、長くきちんと育てるためには、剪定と植え替えは欠かせない植物です。

デュランタの剪定時期は、主に3種類に分類されます。時期ごとにそれぞれ目的が異なります。

時期ごとに適切な剪定をすることで、デュランタの形を綺麗に整えたり、花もよく咲かせることが出来るようになります。

こまめな剪定は手間かもしれませんが、愛着が増すきっかけになるかもしれませんね。

次の記事ではデュランタの花が咲かない原因についてまとめ公開しました。

気になる方は是非、読んでくださいね。




→デュランタの花が咲かない原因は?




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