マンデビラの支柱の誘引方法は?仕立て方と綺麗に咲かせるポイントも紹介




マンデビラとは別名デプラデニアと呼ばれるつる性の植物です。

南米の熱帯域で生まれた花であるため太陽の光が大好き!

日本でも日当たりの良い場所で育てると春から秋にかけて長く花をつけます。

近年では花の大きさやカラーバリエーションなども増え、夏のお庭を彩る花として注目を集めていますが、マンデビラの支柱の誘引方法や仕立て方などにお悩みの方も多いのではないでしょうか。

本記事では
・マンデラビラを支柱に誘引する方法
・綺麗に見える仕立て方
・花を綺麗に咲かせる方法

など、マンデビラをキレイに見せる方法をいくつかのポイントにまとめてみました。

目次

マンデビラの支柱の誘引方法は?

マンデビラの花

マンデビラの支柱の誘引方法は色々ありますが、ネットやフェンスに這わせるとグリーンカーテンに、あんどん仕立ての支柱を置くと可愛い観葉植物になります。

地植えとプランターどちらでも生育可能なので、お好みに合わせて支柱となる部分を作ってあげてください。

4月の暖かくなる頃、新芽が出始めるので用意した支柱へ誘引してあげると、ひとりでにグングンと上へ向かって伸びてくれますよ。

以下では詳しいマンデビラの誘引方法をご説明いたします!

伸びたつるを反時計回りに支柱へと誘引しよう!

春先に新芽が現れるとドンドンつるを伸ばし始めるので、伸びたつるを反時計回りに支柱へと誘引してあげてください。

この時つるが横を向くように意識すると綺麗に誘引することができます。

つるが伸びすぎて支柱を飛び出してしまった場合はその先端を切ってしまって大丈夫です。
そして、枝先を切り取ることで脇芽が増えて樹形にボリュームが出ますよ。

つる同士が重なってしまったら下のつるから次第に傷み始めます。

そうならない様に風通しや日当たりの悪そうな部分は数本付け根から切ってあげてください。

そうすることで全体へ水分や栄養が行き渡りやすくなり、花の健康にも繋がります。

マンデビラを支柱へ誘引する際のポイント

マンデビラを支柱へと誘導するときのポイントを2つご紹介します。

①あんどん仕立てに支柱を作る場合は、つるが自然に巻きつきやすいように、はじめに支柱の周りにヒモなどを括り付けてあげると良いでしょう。

②秋を過ぎ、肌寒くなる頃には株元から30センチ程度のところまで切り戻しをしておくと、その株は越冬し、また来年に新しいつるが伸びてくれます。

マンデビラの上手な仕立て方

マンデビラの花

マンデビラにはいくつかの仕立て方があります。

ここでは3つの仕立て方をご紹介いたしますので、お好みに合った仕立て方をしてあげてください。

仕立て方その1:あんどん仕立て

一般的なマンデビラの仕立て方です。鉢植え一つの幅で場所も取らず、支柱の高さを選べるので最も好みに合わせやすい方法となります。

ポイントとしては2つあり、『飛び出たつるをこまめに剪定すること』『茂みの厚さを均一にしてあげること』です。

育ち続けるマンデビラをそのままにしておくと、下の方が重く、上に行くにつれてつるが伸びっぱなしでボサボサの印象になってしまいます。

こまめな枝先の剪定と、重なり過ぎたつるの切り取りを行うことで綺麗な印象の鉢が完成します。

仕立て方その2:グリーンカーテン

近年注目されつつある仕立て方です。夏は強い日差しを遮ってくれて、花付きも良くなり一石二鳥の仕立て方になります。

グリーンカーテンを上手に仕立てるポイントは『伸びたつるを横に誘引すること』、この一点に限ります。

マンデビラは上方向に育つ習性があるので、人の手で横へと誘引してあげるとバランス良くカーテン状に花が付いてくれます。

ただ、支柱となるネットの範囲が広いと縦の幅が出るまでに時間を要するので根気よく育ててあげましょう。

仕立て方その3:ハンギング

これはマンデビラの育て方の中では珍しい、支柱を使わない方法になります。支柱を立てなかった場合、つるは鉢の外へ垂れ下がる様に育ちます。

あまり長くなりすぎると花の付きが悪くなるので、20センチから30センチの間でこまめに枝先を切ってあげましょう。

マンデビラを上手に仕立てるポイントは、いずれの場合も適度な摘芯(枝先を切り取る作業)が大切です。できれば毎日様子を見てあげましょう。




マンデビラを綺麗に咲かせるポイント

マンデビラの花

マンデビラは熱帯域の植物で、太陽が大好きです。可能であれば一日を通して日の当たる場所に置いてあげて下さい。

少なくとも半日は強い光が当たる場所が好ましいです。

日照時間が足りないと花が全く付きません。

初夏に花の蕾が見られない場合はまず日当たりの面を考え直すことからはじめましょう。

また、水はけが悪いと根腐れを起こします。

プランターの場合は水はけの良い土を、地植えの場合は少し高く盛り土をして土が乾燥しやすい環境を作って下さい。

マンデビラは根の生育がとても旺盛です。

鉢で育てている場合は鉢の中で根詰まりを起こし、これが原因で花が咲かない場合もあります。

一年に一度、秋頃に鉢増しを行うことで次第に色も形も美しい花を咲かせる様になります。

アブラムシには要注意!

マンデビラは基本的に病気にはかからない強い品種ですが、アブラムシの被害には注意をしましょう。

アブラムシがつくと花の栄養を奪い、生育が悪くなります。一般に売られている忌避剤を用意しておくと安心です。

基本的にマンデビラはとても強い種類なので、日本で売られている忌避剤を規定通りに使っている分でしたら生育になんの支障も来しません。

マンデビラの花を綺麗に咲かせるためのポイントをまとめてお伝えしますね。

・日当たりの良い場所に置いてあげましょう。
・水はけの良い土を用意してあげましょう。
・害虫対策をしてあげましょう。

マンデビラの肥料の与え方と水やり方法

マンデビラの花

マンデビラの肥育と水やりは春から秋にかけてと冬の間で方法が変わります。

上手に世話をしてあげると何年も花をつけてくれるので愛着が湧きますよ。

ここでは春から秋と冬のパートに分けてマンデビラへの肥料の与え方と水やりの頻度についてお話しします。

・春から秋にかけて:生育期

暖かくなるとマンデビラの新芽が見えはじめます。

この頃から固形の置き肥と液体肥料を併用して与えましょう。

マンデビラは土の栄養をたくさん吸い上げます。

生育期に肥料が足りなくなると、花が咲かない原因となりますので毎週様子を見てあげます。

日当たりが良く水やりもしているのに葉の部分に黒い斑点が浮かんだら、肥料不足のサインです。

液体肥料を与えましょう。

また、水やりは土が乾いたら行いましょう。

マンデビラは乾燥にとても強いので少し乾燥気味くらいの気持ちで、土の状態を見て調整して下さい。

夏の特に暑い時期は霧吹きを使って葉に直接水をかけてあげると、とても喜びます。これはマンデビラの葉の特性で、葉から蒸散するためです。

春先や秋口になると霧吹きは不要です。土が乾いたら水を直接かけてあげて下さい。

・冬:越冬期

冬になるにつれてマンデビラの活動は緩やかになります。

この時期は肥料を与えずに、土が乾いたら水をやるようにしてください。

頻度はおおよそ1週間に1度ほどです。

肥料と水やりのポイントをまとめてお伝えしますね。

・春から秋の間は肥料をたっぷり与えてください。
・水やりは土が乾いてから。マンデビラは乾燥した環境を好みます。
・夏の間は霧吹きで葉に水をかけてあげてください。
・冬は水を少なめに、肥料は無くて良いです。

マンデビラの支柱の誘引方法は?仕立て方と綺麗に咲かせるポイントも紹介!まとめ

サンパラソルの花

今回の記事では、マンデビラの支柱の誘引方法は?仕立て方と綺麗に咲かせるポイントも紹介してきました。

マンデビラはポイントを押さえておくと何年も付き合うことのできる多年草です。

夏場はものすごい勢いで育つので、こまめにつるの先を切って支柱に誘引してあげることで綺麗に花を咲かせます。

そして寒さが大の苦手なので、越冬の前に株元まで枝を切り取るなどして次のシーズンに向けての準備をしてあげましょう。

マンデビラはとても頑丈で育ち良い種類なので、よく様子を見て丁寧にお世話をすればそんなに難しくはありません。

今年の夏はマンデビラを育てて、お庭に新しい彩りを飾ってはいかがでしょうか?

また、下記記事にてサンパラソルの花が咲かない原因と対処法についてまとめたので参考にどうぞ!




→サンパラソルの花が咲かない原因と対処法は?




目次
閉じる