クンシランは鮮やかな花と光沢のある葉が魅力的な観葉植物ですが、育て方にはちょっとしたコツが必要です。
特に、葉が枯れるという問題には注意が必要です。
クンシランの葉が枯れる原因と対処法について、この記事では詳しく解説します。
クンシランの葉が枯れる原因は、日光の過剰、水やりの不適切、病気や害虫の被害の3つに分けられます。
それぞれの原因に応じて、適切な対処法を実践することで、クンシランの葉を健康に保つことができます。
また、予防策も紹介しますので、クンシランの育て方に困っている方はぜひ参考にしてください。
クンシランの葉が枯れる原因と対処法は?
葉が枯れる原因①:日光の過剰 クンシランの葉が枯れる原因の一つは、日光の過剰です。
クンシランは南アフリカ原産で、森林の半日陰地に自生しているので、弱い光でも光合成ができます。
光合成に必要な光の量は植物によって違うので、クンシランにとっては直射日光は過剰な刺激になってしまうのです。
日光の過剰によって、クンシランの葉は茶色く焼けてしまいます。
色が変わってしまった部分は元に戻りません。
泣く泣く、その部分を切り取る必要があります。
葉全体が焼けてしまった場合は根元から取り除きます。
一部分が焼けた場合は緑色の部分を残してカットしましょう。
クンシランは葉の数が17~18枚を越すと花を付けるようになります。
葉焼けした葉を全部取ってしまうと次回の開花に影響がでてくる可能性があります。
葉焼け部分を切り取った葉が一番外側にくるまでは、そのままにしておくとよいでしょう。
葉が枯れる原因②:水やりの不適切 クンシランの葉が枯れる原因のもう一つは、水やりの不適切です。
クンシランは乾燥に強い植物ですが、水やりが不足すると葉がしおれてしまいます。
逆に、水やりが過剰になると根が腐ってしまいます。
根が腐ると、水分や栄養が葉に行き渡らなくなり、葉が黄色くなって枯れてしまいます。
水やりの不適切によって、クンシランの葉はしおれたり黄色くなったりします 。
しおれた葉は水やりを適切にすることで回復する可能性がありますが、黄色くなった葉は元に戻りません。
黄色くなった葉は切り取る必要があります。根が腐ってしまった場合は、腐った部分を切り取り、残った部分を乾燥させてから植え替えます。
植え替えの際は、排水性の良い土を使いましょう。
葉が枯れる原因③:病気や害虫の被害 クンシランの葉が枯れる原因の最後は、病気や害虫の被害です。
クンシランは比較的丈夫な植物ですが、環境や管理の不適切によって病気や害虫に感染することがあります。
病気や害虫によって、クンシランの葉は斑点や穴があいたり、変形したりします。病気や害虫の被害は、葉だけでなく茎や根にも及ぶことがあります。
病気や害虫の被害によって、クンシランの葉は枯れてしまいます。
被害の程度によっては、植物全体が枯れてしまうこともあります。
被害を受けた葉は切り取る必要があります。病気や害虫の種類によっては、薬剤の散布や植え替えが必要になることもあります。
病気や害虫の予防策としては、適切な日光や水やり、清潔な環境を保つことが大切です。
クンシランの葉が枯れてしまった悲しい体験談
クンシランは鮮やかな花と光沢のある葉が魅力的な観葉植物ですが、育て方にはちょっとしたコツが必要です。
特に、葉が枯れてしまうという問題には注意が必要です。
私は、クンシランの葉が枯れてしまった悲しい体験をしました。その原因と対処法について、この記事でお話しします。
私は、去年の春に、近所の花屋でクンシランを購入しました。
ピンク色の大きな花が咲いていて、とても綺麗でした。店員さんに育て方を教えてもらって、家に持ち帰りました。
玄関に飾って、毎日水やりをして、花を楽しんでいました。
しかし、夏になってから、クンシランの調子が悪くなりました。
葉が茶色くなって、カサカサになってしまいました。
花もしおれて、萎んでしまいました。どうしたらいいのか分からず、インターネットで調べてみました。
すると、クンシランは直射日光に弱いことが分かりました。
私は、玄関が日当たりの良い場所だったので、クンシランにとっては日光が過剰だったのです。
私は、すぐにクンシランを日陰に移動しました。
しかし、もう手遅れでした。
葉はどんどん枯れていきました。
色が変わってしまった部分は元に戻りませんでした。
泣く泣く、その部分を切り取りました。
葉全体が枯れてしまった場合は根元から取り除きます。
一部分が枯れた場合は緑色の部分を残してカットしましょう。
クンシランは葉の数が17~18枚を越すと花を付けるようになります。
葉が少なくなってしまうと次回の開花に影響がでてくる可能性があります。
葉が枯れた部分を切り取った葉が一番外側にくるまでは、そのままにしておくとよいでしょう。
私は、クンシランの葉が枯れてしまったことをとても後悔しました。
もっと早く気づいていれば、救えたかもしれません。
クンシランは、日陰でも育てることができますが、明るい日陰の方が、よく育ちます。
季節ごとに適している場所で管理しましょう。
2月~3月は室内の日当たりのよい場所、4月~5月は室内の明るい日陰、6月~10月は屋外の明るい日陰、11月~1月は室内の明るい日陰がおすすめです。
予防策として次の2つも大切です。
①徐々に明るい場所に移動させる いきなり日光に当てると葉が枯れてしまいます。
冬から春、季節の変わり目は特に注意が必要です。少しずつ明るい場所に慣らしていきましょう。
②夏の炎天下と西日に当てない 強い日差しや西日が当たる場所に置くことは避けましょう。
クンシランの葉が枯れる原因と対処法のまとめ
クンシランの葉が枯れる原因と対処法について、この記事では3つのポイントを紹介しました。
それぞれのポイントをまとめると、以下のようになります。
- 日光の過剰:直射日光に当てない、葉焼けした部分を切り取る
- 水やりの不適切:土の乾き具合を確認して水やりをする、根腐れした部分を切り取って植え替える
- 病気や害虫の被害:被害の状況に応じて薬剤の散布や植え替えをする、予防策を実践する
クンシランの葉が枯れると、見た目も悪くなりますし、花の咲きも悪くなります。
クンシランの葉が枯れないように、原因と対処法をしっかりと理解して、適切な管理をしましょう。
→クンシランとは?特徴や花言葉や育て方や種類などを紹介していきます