サンパラソルの植え替え時期はいつ?剪定・挿し木の方法も紹介!




サンパラソルの植え替え時期はいつ?剪定・挿し木の方法も紹介!

夏中良く咲くつる性『サンパラソル』真夏に育てる花としても育てやすくとても優秀なお花です。

つるを高く伸ばしてもよし、ベランダからしだれさせてもよし!長寿命なので、花の垣根にも最適ですね。

サンパラソルは鉢植え向けの星形のお花(白、ピンク、ルージュ、クリムゾンなど豊富)ですので、植え替えして株を大きくしていったり、挿し木で小さな株を増やしたりと楽しみがいっぱいです。

また、サンパラソルは夏に強い1年草ですが、冬越しも可能なんですよ。

ここではサンパラソルの株を大きくしていく植え替えの時期と方法、剪定の時期と方法に加え、新しい株を増やす挿し木の時期と方法をご紹介します!

目次

サンパラソルの植え替えの時期はいつが最適?

サンパラソルは夏に強いお花です。

猛暑の時期でも、水やりをうっかり1日忘れても、根に水をためこむ性質があるので、様子を見ながらにはなりますが、水やりは1日1回ではなく2日で1回でも大丈夫という強くて綺麗な品種です。

真夏にお花をたくさんつけてくれるように、植え替え時期は初夏、できれば梅雨明けまでの6月頃にするようにしましょう。

この時期に植え替えをしていくことで、もともとの根がワンサイズ大きな鉢の中で大きくなり、葉やつるの成長も順調に育てることができます。

最初に購入してきたサンパラソルの株は3号から5号、5号から8号というように鉢からの植え替えで1つの株がどんどん大きくなります。

1株を1鉢に植え替えるのがポイント

サンパラソルの花

基本的には1株を1鉢に植え替えるのが大きくなるポイントです。

いくつかの株を1つの鉢への寄せ植えはあまりお薦めできません。

植え替えの方法は、ポッドからやさしく株を取り出し、根鉢をちょっと崩してから水はけのいい土(培養土で可)を鉢に入れて植え替えます。

このとき、古い土の使い回しよりも新しい土を使用する方がサンパラソルの株の育ちがずっとよくなります。

植え替えが済んだら、2週間日陰においてから南向きの日向に移動させ、追肥してから液肥しましょう。

サンパラソルの植え替えはいつがベスト?5月に実践した私の体験談

サンパラソル 植え替え

Ponny
Ponny


サンパラソルは夏の花として人気のある植物ですが、冬越しするためには植え替えが必要です。

私は去年の秋に地植えにしていたサンパラソルを鉢に植え替えて、室内で越冬させました。

そして、今年の5月に再び鉢を大きくしてあげました。

その様子をご紹介します。

まず、秋に地植えから鉢に植え替えるときは、根鉢を崩さないように注意しました。

サンパラソルは根が弱くて傷つきやすいので、土を落とさないようにして、そのまま鉢に入れました。

鉢は苗よりも1回り大きなものを選びました。

土は水はけがよく栄養分が豊富な培養土を使いました。

植え付けたら半日陰で管理しました。

冬の間は室内で育てました。

日当たりのよい窓辺に置いて、水やりは土が乾いたら行いました。

肥料は与えませんでした。

時々葉っぱを拭いてあげたり、枯れた花や葉を摘み取ったりしました。

そして、5月になって新芽が出始めたころ、再び鉢を大きくしてあげました。

今度は根鉢を1/3ほど崩して古い土を落としました。

新しい鉢は前の鉢よりも1回り大きなものを選びました。

土は同じく培養土を使いました。

元肥として緩効性化成肥料を混ぜておきました。

植え付けたら半日陰で管理しました。

その後、7~15日に1回液体肥料を与えるようにしました。

また、つるが伸びてきたら誘引してあげました。

反時計回りに絡ませると花付きがよくなるそうです。

今では元気に成長しています。

夏に向けてたくさんの花を咲かせてくれることでしょう。

サンパラソルは植え替えが大変ですが、それだけの価値がある素敵な植物だと思います。




サンパラソルの剪定方法は?

サンパラソルの花

サンパラソルは購入してきたタイミングですでに花がいくつも咲いていて、これから咲くつぼみがあっても、もったいないですが思い切って花芽の下でカットしましょう。

これを次の花芽が出ても行う(合計2回)という剪定方法で、購入時の2倍から4倍の花芽、花数を増やすことが可能なすごいお花なのです。

まとめると…

  1. サンパラソルの購入時についている花芽をカットする。
  2. 次の花芽が出ても同様にカットする。

→購入時の4倍まで花芽を増やすことができる!

ということですね。スゴイですね!!

また、剪定を行ったサンパラソルの鉢の土が乾いたらたっぷりのお水をあげてください。

新芽が動き出したら根が動いたサイン

サンパラソルの剪定から1か月後に、鉢の中の根が回ってきている状況を見ながら、新しい鉢用の土を準備します。

元肥は5号鉢でティースプーン1杯を培養土に混ぜ、新しい土を作り、選定した株の根鉢をちょっと崩してから植え替えてください。

日陰で2週間養生、そのあと南向きの日向に出したら追肥として元肥をさらにティースプーン1杯を与えてください。

この剪定方法を行うと、最初の1か月は辛抱の時…。

花芽、花数が増えるのを待つ大事な時期です。

新芽が動き出したら根が動いたサイン、そのタイミングで液体肥料(希釈し、10日に1回)を追加します。

この堪えた時期を過ぎれば、8月後半から9月にかけてサンパラソルの花芽、花数がすごいことになるのです。

この剪定方法なら、最初にお話したベランダからの枝垂れサンパラソルも夢ではありません!

サンパラソルの挿し木の方法は?

サンパラソルの花

サンパラソルは挿し木も可能なお花です!サンパラソルの挿し木の方法は、親株から枝の一部を切り取り繁殖させる方法で、時期は6月が適しています。

挿し木に必要となる部分は枝の節目(茎と枝のつながっている部分)になります。

特に親株の若い枝(上のほう)の2~3節目(茎のしっかりした先端が元気な節)を切り取って、『挿し穂』を作ります。挿し穂を作る場合、先端の枝の部分はハサミでカットします。

挿し穂は根に近い部分の節目から余計な葉を手で取り除き、事前に用意しておいた「コップに入った1/3くらいの水」で水上げ(切った枝にしっかり水を含ませるのには2-3時間が必要です)をすると順調に成長します。

土が湿った状態を維持するのがポイント

挿し木に使用する土は、肥料が入っていない土など、適した商品もありますが一般的な土でも大丈夫です。

使用する土は一回湿らせて、土をしめる(土自体に水分を吸収させる)必要があります。

挿し穂を植える際には竹串や支柱で挿し穂用の小さな穴を土に作ってやり、挿し穂を土の地面についたところまで挿して埋め戻します。

挿し木が完了したら、管理は日陰、雨風が当たらない軒下がベストです。

その間の水やりは、土が湿った状態を維持するように、また、根が生えるまでは柔らかい感じに水をかけるようにしてください。

サンパラソルの挿し木の節から新しい葉が出てきたら、根が出たサインです。

サンパラソルの植え替え時期はいつ?剪定・挿し木の方法も紹介!まとめ

今回はサンパラソルの植え替え時期はいつ?剪定・挿し木の方法も紹介してきました。

サンパラソルは1年草ですが年間の時期に応じて真夏に元気にたくさんの花をつけて咲くことはもちろん、越冬して、翌年に向けて暖かい室内で暖かい春を待ちながら元気に成長するとても強いお花なのです。

サンパラソルを最初に購入してからの剪定や植え替えを繰り返してワンサイズずつ大きな鉢に植え替えたりしていくことができるのです。

サンパラソルは時期に応じて植え替えや挿し木など、1株を大きく育てたり親株から子株を増やしていくことができ、1年間の時期に関わって育てていく楽しみがありますよ。

ぜひ、楽しみながらきれいなサンパラソルを育てて下さいね。

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