シュウメイギクが増えすぎた時の対処法は?株分け方法と植え替え時期も紹介!
シュウメイギクはキンポウゲ科の一種で、白やピンクの花を咲かせます。漢字では「秋明菊」と書き、その名の通り秋に花を咲かせますが、菊ではなくアネモネの仲間です。
地中の根は良く伸びて、色々なところから芽を出して広がります。春先にはランナーという、つる状の芽を出して子株をつくります。
花がきれいなシュウメイギクですが、根や芽が増えすぎることがあります。増えすぎると根が混みあって蒸れやすく、花つきも悪くなってしまいます。
今回は、シュウメイギクが増えすぎた時の対処法、株分け方法、植え替え時期と方法、シュウメイギクの育て方についてご紹介します。
シュウメイギクが増えすぎた時の対処法は?
シュウメイギクは花後の選定をすることで、ある程度増えるのを防ぐことができます。
それでも増えすぎた時は、どうすればよいのでしょうか。シュウメイギクが増えすぎた時の対処法をお伝えします。
シュウメイギクは春になるとランナーが伸びてきます。ランナーとは、親株の根元から生えてくる、つる状の芽です。
ランナーの先には子株がつき、新しい場所に根づきます。子株が根づくと、より広い範囲にシュウメイギクが増えていきます。
シュウメイギクが増えすぎた時の対処法として、ランナーを見つけたら切り取るようにしましょう。
冬になったら刈り込むことも対処法としておすすめです。
冬は地上部が枯れるので、地面すれすれの部分から刈り込んでおくとよいでしょう。
シュウメイギクの成長を抑え、暖かくなってからのランナーの伸びを少なくすることができますよ。
シュウメイギクが増えすぎた時は、間引くこともよい対処法です。
シュウメイギクは根からも増えるため、間引く場合は、根の部分も抜いておきましょう。
増えすぎたと感じたら、その都度間引くことで、すっきりとしたガーデンを維持することができます。
増えすぎた時の対処法として、株分けをするのもよいでしょう。
株分けをすることで、予備の株を育てることができると同時に、増えすぎたシュウメイギクの株を更新することができます。
シュウメイギクの株分け方法は?
日当たりなどの生育条件が合えば、どんどん増えていくシュウメイギクですが、株分けをすることで根が混みあうのを防ぐことができます。
新しい場所に植えつけることもできるので、色々な場所で楽しめるのもよいですね。
特に鉢植えの場合は、生育がよいとすぐに鉢いっぱいに広がるので、葉が展開する前に株分けをするとよいでしょう。
シュウメイギクの株分け方法をお伝えします。
シュウメイギクの株分けは、春か秋におこないます。
株分けの方法は、根を傷めないように周囲の土にシャベルを入れて、株元をもって掘り上げます。
切り分けた株の中で新芽と根が繋がるように、消毒した刃物やナイフで切り分けます。
移動したいところに植えつけたら、たっぷり水やりをしましょう。
シュウメイギクは根伏せでも増やすことができます。
晩秋や早春に根を掘り上げ、小さな白い芽がついた根を5cmほどに切り取り、土に寝かせてから上から土をかけます。
この場合も、たっぷり水をあげてくださいね。
シュウメイギクの株分け方法を知っておくと、親株が絶えてしまった場合の予備としても育てることができます。
増えすぎて元気がなかったシュウメイギクも、株分けをして風通しが良くなることで、元気に育つことができますよ。
シュウメイギクの植え替え時期と方法は?
シュウメイギクが混みあってきた時は、より広い場所に植え替えることでも元気を取り戻すことができます。
シュウメイギクの植え替え時期は、3~4月が適しています。春に上手な植え替えをすることで、秋にきれいな花を咲かせてくれますよ。
鉢植えの場合、植え替え時期は1~2年に1回の頻度でおこないます。
生育がよく根が混みあうようなら1年で植え替えます。
地植えの場合の植え替え時期は、増えすぎてきゅうくつになって生育が悪い場合におこないます。
植えつけてから3~4年ほどが植え替え時期の目安となります。
ただし、植え替えた後に根づくまで時間が必要な場ことや、植えつけた環境に合わないこともあるので、元気に育っている場合は、むやみに植え替えない方がよいでしょう。
シュウメイギクの植え替え方法として、水やりをひかえて土を乾燥させてからおこなうのがおすすめです。
鉢植えの場合の植え替え方法は、鉢をさかさまにして取り出し、ひとまわり大きい鉢に植え替えます。
地植えの場合の植え替え方法は、株分けをして間隔をあけるとよいでしょう。
地植えの場合、植え替える場所によっては根づきにくいこともあります。
一度に全て植え替えるのではなく、株分けをして様子を見ながらおこなうのも方法です。
シュウメイギクの育て方は?
シュウメイギクは半日陰をこのみます。午後から日陰になる建物の北側・東側や、木漏れ日のあたる木の下などが適しています。
完全に日陰になる場所は避けて植えつけるのが、育て方のポイントです。
植えつけ時期は3~4月です。
水やりは土の表面が乾いたらたっぷりあげるのが、育て方として大切です。
植えつけ後、根づくまでは乾燥しないように気をつけましょう。
ある程度根づけば、地植えの場合は半日陰であれば基本は水やりしなくても大丈夫です。
夏に日照りが続くときは、朝夕の涼しい時間帯に水やりをしましょう。
シュウメイギクの育て方として、密集を避けて植えつけます。
鉢植えの場合は6号鉢に1株、地植えの場合は60cm以上の間隔をあけて植えます。
土は、腐葉土を混ぜた水はけがよく保水性のある土が良いでしょう。
市販の園芸用の土であれば大丈夫です。
弱酸性の土を好むため、地植えの場合はアルカリ性であるコンクリートの近くは避けます。
花つきをよくするために、春と秋に肥料をあげるのが育て方のポイントです。
根が傷みやすいので、夏は肥料をあげないようにしましょう。
3~5月の生育期に月1回の置き肥をします。秋に花が咲いた後にお礼肥をあげると翌年も花を咲かせてくれますよ。
花が終わったら花茎を切りもどします。冬は寒さに強いため防寒はいらないでしょう。葉が枯れてきたら枯れた部分を取り除きます。
シュウメイギクが増えすぎた時の対処法は?株分け方法と植え替え時期も紹介!まとめ
今回は、シュウメイギクが増えすぎたときの対処法、株分け方法、植え替え時期と方法、シュウメイギクの育て方を紹介しました。
シュウメイギクは、花のきれいさと育てやすさから人気の植物です。
シュウメイギクが増えすぎた時は株分けや植え替えをおこない、半日陰の涼しい場所で育てましょう。
上手に育てることで、毎年きれいな花を咲かせてくれますよ。
美しいシュウメイギクが風に揺れている様子は、なんとも風情があるものです。
ぜひ、シュウメイギクを育てて、秋を楽しんでくださいね。
次の記事にてサフランの花の咲かせ方のついて公開しています。
ぜひ、よんでみてください。