シャコバサボテンの古株が木質化した時の対処法は?花を咲かせる方法も紹介!
シャコバサボテンは花の少ない冬場に豪華なお花を咲かせてくれる人気のお花ですが、ふとシャコバサボテンの根元を見ると茶色くなって、木のようになってしまっていた・・・!もしかして病気!?と驚いてしまうこともありますよね。
ですが、これはシャコバサボテンの木質化という現象で老化やストレスによって起こる生理現象となりますが、木質化してしまった場合はどのような対処法を取ったらまた美しいシャコバサボテンの花を咲かせてくれるのでしょうか?
今回の記事では、シャコバサボテンの古株が木質化した時の対処法は?
花を咲かせる方法もご紹介していきますので、是非参考にして下さいね。
シャコバサボテンの古株が木質化した時の対処法は?
シャコバサボテンが木質化した場合、木質化した部分が元に戻ることはありません。
ですが、これ以上悪化させないために育てている環境や育て方を見直す必要があります。
例えば、冬に窓際に置いていて木質化したのであれば、寒さが原因なので夜は暖かいところにおくようにすることが大切です。
また、毎日水やりをしている場合は、土の状態を見て乾いてから水やりをするように変えてみる。
植え替えをして、古い根や詰まっているところを取り除いてあげるのも、対処法の1つです。
シャコバサボテンの突然の木質化は老化の可能性も…
古株で今まで元気だったのに、突然木質化してしまった場合は、老化の可能性が高いですが、古株でも正しい生育環境で育てていれば、木質化していても十分にきれいな花を咲かせてくれます。
老化したシャコバサボテンに花を咲かせるためには、いくつかポイントがありますので、次項でご紹介します。
どうしても木質化した部分が気になるという方は、シャコバサボテンの古株の新しい葉を取って挿し木をしてあげると、また元気に成長して美しい花を咲かせて楽しませてくれますよ。
木質化した古株のシャコバサボテンの花を咲かせる方法は?
先程もお伝えしましたが、シャコバサボテンの古株が木質化してしまっても綺麗な花を咲かせることはできます。
シャコバサボテンに限らず、すべての花に言えることですが、花を咲かせる場合は、花が咲く前の作業が重要です。
以下のポイントを参考にしてみてくださいね。
1. 摘葉・摘芽をして花をつきやすくする
摘葉や摘芽は、シャコバサボテンの古株を若返らせる効果があるので、できるだけやっておきたい作業です。
春ごろに古株であれば葉の先から3~5節のところでひねるように摘み取っていきます。
この摘葉した場所から新しい葉がたくさん生えてきて、その新しい葉を元に花がつきます。
木質化した場所は新芽が出てこない可能性があるので、木質化した場所はそのままにします。
また、9月~10月頃に少し赤い小さな芽や茎節を摘み取っていくと、栄養がお花にいきやすくなって、古株でもお花が咲きやすくなりますよ!
2. 大きめの鉢に植え替えてあげる
シャコバサボテンの根詰まりも古株のよくある木質化の原因です。
もし、シャコバサボテンを今の鉢に植えてから2年以上経っているようでしたら、鉢の中で根が詰まっている可能性大です。
この場合は、鉢をひと回りかふた周りくらい大きいものに植え替えてあげることで、また元気にお花を咲かせてくれますよ。
木質化したシャコバサボテンの古株の植え替え方法は?
シャコバサボテンは1~3年おき(毎年が望ましい)に、植え替えを行います。
植え替え時期は4月~5月で、シャコバサボテンの専用培養土があればそれを、ない場合はサボテン・多肉植物の土を使います。
植え替えは、成長した根が鉢の中でパンパンに詰まって根詰まりになるのを防いで、シャコバサボテンが成長しやすくするために行います。
木質化してしまった古株で花がつかなくて、調べてみたら根詰まりしていたということはよくあります。
根詰まりすると、生育が悪くなって花もつきにくくなるので、定期的に植え替えてあげましょう。
1まわりか2まわり大きい鉢に植え替えるのが◎
シャコバサボテンの植え替えは、今入れている鉢よりも、1まわりか2まわり大きい鉢に植え替えます。
木質化した古株の場合は植え替えるときに根をよく見て、腐った根(黒くなっている根など)や死んでいる根などは切って、ひどい場合はその株を捨てます。
また、植え替えのときに根をほぐしてあげることも重要なポイントですよ。
シャコバサボテンの古株で、木質化した部分を隠そうとして深植えされる方も多いですが、悪化する場合もあるので、おすすめはしません。
シャコバサボテンの古株を木質化させないためのポイント
シャコバサボテンが木質化する原因は、ストレスや老化が原因です。
古株ほど出やすい症状ですが、新しい株でも木質化することがあります。
原因別にポイントをまとめました!
1. 温度を調整する
シャコバサボテンの適温は15~20℃で、5℃以下になると弱ってしまいます。
古株になるとなおさら弱くなってしまうので、温度管理には気をつけてください。
2. 根詰まりに注意して、定期的に植え替えを!
根詰まりしないように、できれば毎年植え替えをしましょう。
方法は前述の通りです。根詰まりすると、生育が悪くなりますし、木質化しやすくなります。
3. 若返らせる
シャコバサボテンの老化はしかたがない問題です。
古株になるほど木質化しやすくなるので、葉摘みや剪定などを行って、株を若返らせることが重要です。
4. よく観察する!
シャコバサボテンに限らず、植物を育てるのに重要なのは、よく植物を観察することです。
葉の色や状態、土の状態を見て、少しでも変だと思ったらその都度対処しましょう。
木質化はストレスで発生するものなので、適切な管理が重要なポイントです。
シャコバサボテンの古株が木質化した時の対処法は?花を咲かせるには?まとめ
今回はシャコバサボテンの古株が木質化したときの対処法を紹介しました。
- 木質化した部分は元に戻らないので、そのままにするか、新しい葉を摘んで挿し木して新しい株を作る。
- 木質化した株に花を咲かせるには、摘葉や摘芽をして新芽を出しやすくする、大きめの鉢に植え替えてあげる
- 木質化を防ぐには、温度や日当たりに気をつける、定期的に植え替えて根詰まりを防ぐ
シャコバサボテンはストレスや老化で根元のほうから茶色くなって、木のようになってしまう木質化という現象が起こることがあります。
木質化した場合は、挿し木をして株を更新するのが簡単な方法ですが、木質化した株をそのまま育てることも可能です。
葉摘みを少し深めに行ったり、根詰まりに気をつけることで、木質化した場合でもきれいな花を咲かせることができます。
シャコバサボテンは20~30年生きる長寿な植物です。
適切な管理をして、長くシャコバサボテンを楽しんでくださいね。
シャコバサボテンが弱ってぐったりしていると思うときの対処法を次の記事にて公開しています。
興味のある方は引き続き下記の記事からお願いします、