サフランとクロッカスの見分け方は?違いとそれぞれの育て方のポイントも紹介!

サフランとクロッカスは土からじかに花を咲かせる点や、花の形が似ています。どちらもアヤメ科の多年草です。

見た目が似ていることから、サフランとクロッカスを近い場所で地植えにしていると、見分けがつかなくなることもあるかもしれませんね。

見た目が似ているサフランとクロッカスですが、実は特徴を把握していれば見分けるのは簡単です。サフランとクロッカスの見分け方や違いを知ることで、花を見るだけで見分けられるようになりますよ。

今回は、サフランとクロッカスの見分け方や違いとそれぞれの育て方のポイントについてご紹介します。

目次

サフランとクロッカスの見分け方は?

サフランとクロッカスの見分け方は?違いとそれぞれの育て方のポイントも紹介!

サフランとクロッカスの見分け方として一番わかりやすいのが、めしべの色と形を見ることです。サフランのめしべは赤色で、花弁の端の方にまで伸びています

めしべの先端は3つに分かれていますが、小さめです。糸のように細いのも特徴です。めしべの周囲に黄色いおしべがあります。

一方、クロッカスのめしべは、鮮やかな黄色でフリルのようにひらひらしています。

サフランのめしべような糸状ではなく、短めですが大きめで、根元に近い場所ではっきりと3つに分かれています。サフランに比べて短くひとかたまりになっている点が、見分け方のポイントになります。

次の写真の上がサフランで、下がクロッカスです。めしべの違いがわかると思います。

サフランとクロッカスの見分け方は?違いとそれぞれの育て方のポイントも紹介!

サフランとクロッカスの見分け方は?違いとそれぞれの育て方のポイントも紹介!

花の色も見分け方のポイント!

また、花の色もサフランとクロッカスの見分け方のひとつです。サフランの花弁の色は紫色だけなのに対して、クロッカスは紫色の他に、黄色、白色、混合色など様々です。黄色や白色の花弁であれば、間違いなくクロッカスとみてよいでしょう。

サフランとクロッカスの見分け方として、匂いもポイントです。サフランは、香辛料としてパエリアやサフランライスに利用されています。サフランの赤いめしべを乾燥させたものが使われています。サフランライスに似た花の匂いが香るはずです。

サフランとクロッカスの違い

サフランとクロッカスの見分け方は?違いとそれぞれの育て方のポイントも紹介!

サフランとクロッカスは見た目が似ていますが、細かく特徴を見ることで、見分けることができましたね。では、サフランとクロッカスはどのように違うのでしょうか。サフランとクロッカスの違いについても、知っておくとより理解が深まりますね。

サフランとクロッカスは、開花時期・花の色・食用かどうか、の3点が違います。

開花時期ですが、クロッカスは春をつげる植物で、2~3月に咲き秋にも花を咲かせます。一方サフランは、春は花を咲かせず葉だけ茂らせ、その後、葉は枯れて休眠し秋にだけ花を咲かせます

見分け方と同様、花の色にも違いがあります。クロッカス花の色は様々で、紫色・白色・黄色などがあります。一方、サフランは紫色の花のみ咲かせます。

食用できるかも違い!

サフランとクロッカスでは、食用できるかどうか、も違いとなります。クロッカスは観賞用として栽培されており、食用はできません。

一方、サフランは食用として栽培されてきた歴史があります。近年は花の美しさや育てやすさから観賞用としても人気ですが、元々は香辛料やハーブティーなどの食用となっています。

余談ですが、3倍体のサフランや黄色クロッカスと違い、白色・紫色のクロッカスは種が出来ます。種が実ると球根が太りづらくなるので、花がらつみが必要な点も、サフランとクロッカスの違いと言えるでしょう。

サフランの育て方のポイント

サフランとクロッカスの見分け方は?違いとそれぞれの育て方のポイントも紹介!

古くから食用として栽培されてきたサフランですが、植えつけ時期と方法、高温多湿に気をつけるのが育て方のポイントです。

サフランは夏に球根を植えつけます。できるだけ大きい球根を選び、8月下旬から9月上旬に植えつけます。

植えつける場所は、日当たりと水はけの良いところにします。南向きや東向きがよいでしょう。酸性土壌を嫌うので、植えつけ前に苦土石灰を混ぜておきます。暑い地域では、高温多湿を避けて移動させられる鉢植えにするのが、おすすめです。

植え付けと夏越しのポイント

植えつける深さも育て方のポイントです。鉢植えの場合は、球根1~2個分の深さで、5号鉢に5~6球を植えつけます。地植えの場合は、球根2~3個分の深さで、10cmほど間隔を開けます。球根のとがっている方から芽が出るので、とがっている方を上に向けて植えつけてくださいね。

植えつけ後はたっぷりと水をあげ、その後は根が張るまでは乾燥ぎみに育てます。水やりは、土が乾いてからたっぷりとします。

夏は球根を掘り上げて夏越しさせましょう。涼しい地域では植えっぱなしでも夏越しできますが、暑い地域では通常は掘り上げて、日陰の風通しの良い場所に保管しておきます。秋に再度植えつけることで、元気な花を咲かせることができます。

肥料は、夏以外の生育期にカリ分を多く含む草木灰などを与えます。窒素肥料が多すぎると球根が軟弱になるので、窒素肥料は控えめにします。生育期に肥料を与えることで球根が太り、秋に花を咲かせることができます。

クロッカスの育て方のポイント

サフランとクロッカスの見分け方は?違いとそれぞれの育て方のポイントも紹介!

クロッカスはハナサフランとも言われ、サフランの仲間です。サフランと同様に、植え付け時期と方法、高温多湿に気をつけるのが育て方のポイントです。

植え付け時期がサフランとは異なる点と、花がら摘みをする点がクロッカスの育て方の特徴です。

クロッカスは秋に球根を植えます。9月下旬~10月に植えつけると2~4月に芽が出て花が咲きます。

サフランと同様、日当たりが良く水はけのよい場所を選び、酸性土壌を嫌うので植えつけ前に苦土石灰を混ぜておきます。植えつけ後は、たっぷりと水をあげ、その後は根が張るまで乾燥ぎみに育てます。極端な乾燥は避け、乾燥したらたっぷりと水をあげるようにしてくださいね。

肥料は、カリ分の多い草木灰などを与えます。サフランと同様に、球根を弱らせてしまう窒素肥料は控えます。

花後の管理のポイント

花が咲いた後は花がらと子房部分をつみとります。ここがサフランと違う育て方のポイントで、クロッカスは3倍体のサフランとは違い、花が咲くと種をつけます。

種が付くと栄養が種の方にいってしまうので、球根が太りにくくなります。ですので、球根を太らせるために、花がら摘みをおこないましょう。子房部分に種ができるので、その部分までしっかりと摘みましょう。

夏場は掘り上げて風通しの良い日陰に保管しておきます。秋に再び植えつけると、再度花を咲かせます。

サフランと育て方も似ているクロッカスですが、ところどころ違うポイントもあるので、それぞれに合った育て方をしましょう。

まとめ

今回は、サフランとクロッカスの見分け方や違いとそれぞれの育て方のポイントについて紹介しました。

サフランとクロッカスは見た目がとても似ていますが、開花時期・めしべの色・花の色・食用か観賞用かに違いがあります。

育て方のポイントは、どちらも乾燥ぎみに育て、球根を太らせることです。それぞれ適した植えつけ時期があり、サフランは夏、クロッカスは秋に植えつけます。

クロッカスは花がら摘みが必要な点も、サフランとの違いです。似ているようで違いのあるサフランとクロッカスですが、どちらも適した育て方をして球根を太らせることで、元気に花を咲かせることができますよ。ぜひ、サフランとクロッカスを育ててみてくださいね。

 

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