ポインセチアの剪定の時期はいつ?やり方と挿し木にする方法も!




ポインセチアの剪定の時期はいつ?やり方と挿し木にする方法も!

色鮮彩かなポインセチアを可愛くこんもり育てたい!そんな時にぜひやっておきたい作業が「剪定」ですが、時期ややり方など分からない事も多いですよね。

また、剪定と一言で言っても、実は数種類のやり方があります。

そのなかでも、ポインセチアに行う剪定作業は、伸びすぎた茎や枝を整理するために行う「切り戻し」と、脇芽を出させるために行う「摘心」という作業を行います。

そして、剪定したときの枝を使って、ポインセチアは挿し木で増やすことができるんですよ♪

今回はポインセチアの剪定の時期はいつ?方法と挿し木にする方法も!と題してご紹介していくので、是非参考にしてくださいね!

目次

ポインセチアの剪定の時期はいつ?

暖かくなってきてそろそろポインセチアの植え替えをしようかな?という時期に、植え替えと一緒に剪定を行うのがおすすめです。

剪定の時期があまり遅くなってしまうと、夏の暑さで「芽とび」を起こします。

「芽とび」とは、脇芽が出てこなくなることです。

次に、剪定の方法をご紹介していきますね。

[box01 title=”切り戻し”]剪定のひとつ「切り戻し」は、暖かくなってぐんぐん成長をはじめる前の時期、植え替えをするときに一緒に、思い切ってバランス良くバッサリ行いましょう。[/box01]

[box02 title=”摘心”]一方「摘心」は、小さな株から育てた場合や、自分で挿し木した株が根付いてくる7月頃までの時期に行います。[/box02]

ポインセチアの茎や枝が伸び始めたら、その先端を切ってあげると脇芽がでてきて枝数が増え、ボリュームのある株に育っていきますが、剪定をしないでそのまま育てていると、株の上部からしか新芽が出ず、高く伸びてしまいます。

こんもりとボリュームのあるポインセチアに育てるためにも、適切な時期に剪定をしてあげましょう。

ポインセチアの剪定の方法と必要な道具は?

ポインセチア

ポインセチアを剪定する時に用意するものは、清潔なハサミ、それと手袋、キッチンペーパーなんかもあると便利です。

剪定をするときには、手袋をして作業することをおすすめします。

なぜなら、ポインセチアはユーフォルビア属に分類され、葉っぱや茎を傷つけると、白い樹液がでてきます。

この白い樹液に触れてしまうと、かぶれる可能性もあるので注意が必要です。

肌の弱い人や手に傷がある人が、もし素手で樹液に触れてしまった場合は、水でよく洗い流してください。

また、剪定作業を行っている時に、思っている以上にポタポタとポインセチアから樹液が出てくることがありますので、キッチンペーパー(もしくは捨ててもいい布)で樹液を拭き取りながらすると、剪定作業がスムーズに進みますよ。

この白い樹液はわりとベトベトしているため、ティッシュペーパーはちぎれてくっついてしまうことがあるのでおすすめできません。

使用後はハサミについた樹液もきれいに洗い流しましょう。放置してしまうと樹液が固まってしまい、なかなか落ちずに大変ですよ・・・!!

切り戻しの方法

ポインセチアの剪定で「切り戻し」を行う場合のやり方は、全体の半分から3分の1の高さまで全て切り落とします。

古い葉っぱを残す必要はなく、思い切って切り戻しをしたほうが、コンパクトでボリュームのある株に育ってくれます。

このとき、バランス良く切ると、葉っぱや苞がこんもりした形に整いますよ。

摘心の方法

「摘心」の行う場合のやり方ですが、まだ小さいポインセチアの株を作業するため、伸びてきた茎や枝の先端だけを摘み取る感じで行います。

剪定後、枝や葉っぱが伸びてきて、茂って混み合いはじめたら、風通しのために混んでいる枝を切っておきましょう。

ちなみにこの作業は、「透かし剪定」と言い、ポインセチアの成長期に葉にたくさん光を当て、株を大きく成長させることができますよ!




剪定したポインセチアの枝で挿し木にする方法は?

ポインセチア

剪定したポインセチアの枝で挿し木にする方法としては、まず時期として発根・発芽するのにちょうどいい、温度は20度以上が保てることが条件となります。

剪定は、暖かくなってきた時期に行うといいため、この枝を使って挿し木をするのが丁度いいということになります。

ただし、剪定した枝ならどれでも挿し木にすればいい、ということではなく、長さ約10センチ程度に切った、若く元気な枝を使います。

10センチというのは目安なので、それより短くても長くても、元気な枝であれば挿し木として使えますよ。

選んだポインセチアの枝の上の方の本葉2~4枚をつけて他の葉っぱは落とします。

先端の芽を切り取り、蒸散を防ぐために残した本葉を2分の1の大きさに切っておきます。

この際、切り口から受益が出てきますが、樹液をそのままにしておくと固まって発根しにくくなってしまうので、枝の切り口から樹液が出てこなくなるまで水で洗い流します。

挿し木にする枝は、キレイな水に1時間くらいつけ、水揚げしておいてくださいね!

挿し木にする土の準備方法

ポインセチアの枝を挿し木にする時は、用土はあらかじめ湿らせておき割り箸や指などで穴を空け、そこに枝を植えつけます。

発根促進剤があれば、枝の切り口につけてから用土に植えつけます。

用土は、市販の挿し木・種まき用土がおすすめですが、赤玉土(小粒)や鹿沼土(小粒)、ピートモス、パーライト、パーミキュライトなんかもいいですね。

植えつけ後は、直射日光の当たらない明るい日陰に置き、土と葉が乾燥しないようにしっかり水やりと霧吹きをして管理してあげます。

また、強い風が直接吹き付ける場所も避けましょう。

ポインセチアの挿し木の方法は土に挿すほか、水耕栽培でも発根します。

水耕栽培する場合は、水が汚くなる前に水替えし、常にキレイな水で管理します。十分発根したら、土に植え替えてあげましょう。

発根するまでだいたい20~30日くらいかかりますので、気長に見守ってあげてくださいね。

ポインセチアの剪定の時期はいつ?やり方と挿し木にする方法も!まとめ

今回はポインセチアの剪定の時期はいつ?方法と挿し木にする方法も!と題してお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか?

自分で挿し木して増やしたポインセチアが、クリスマス時期に部屋を彩ってくれたら…なんて想像するとワクワクしちゃいますよね!

剪定時の切ったときに出てくる白い樹液が難敵ですが、手間がかかるぶん、小さな株がすくすく元気に育ってくれたらすごく嬉しいですよね!

剪定後は、枝だけになって寂しい感じもしますが、新芽がちょこちょこでてくるまでしばらくの我慢です。

もともとの株から挿し木で、子株、孫株、と増やしていくのも楽しいのでぜひ挑戦してみてくださいね!

ポインセチアの短日処理はいつからがいいのでしょうか?

また、期間は失敗したときの対処法は次の記事で説明しているので気になる方は是非、読んでくださいね。




→ポインセチアの短日処理はいつから?




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