ラップポンとは、水を使わないポータブルトイレのことです。
ラップポンは、排泄物をビニールで包んで密封するという画期的なシステムで、臭いや細菌の心配がありません。
ラップポンは、キャンプや車中泊などのアウトドアシーンだけでなく、災害時にも役立つトイレとして注目されています。
しかし、ラップポンには種類がいくつかあります。
ラップポンは、手動式と自動式の2種類がありますが、それぞれにさらに細かい種類があります。
ラップポンの種類によっては、価格や機能、消耗品などが異なります。
そこで、この記事では、ラップポンの種類と特徴を徹底比較します。
また、災害時にも役立つトイレの選び方についてもご紹介します。
ラップポンを購入するか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
ラップポンの種類は?
まずは、ラップポンの種類について見ていきましょう。ラップポンの種類は、以下の6つです。
– ラップポン・プリート(S)/IC
– ラップポン・ブリオ(S)/IC
– ラップポン・トレッカーWT-4(S)
– ラップポン・SH-1
– ラップポン・PF-1
ラップポン・プリート(S)/IC
ラップポン・プリート(S)/ICは、介護用のハイエンドモデルです。
ラップポン・プリート(S)/ICは、以下のような特徴があります。
- 自動式で、ボタン一つでビニールを巻き取る
- ひじ掛けが跳ね上げ式で、移乗がしやすい
- 背もたれがリクライニング式で、姿勢が調整できる
- シートが温感センサーで、温度が自動調整される
- ICカードで使用回数や消耗品の残量が管理できる
ラップポン・ブリオ(S)/IC
ラップポン・ブリオ(S)/ICは、介護用のスタンダードモデルです。
ラップポン・ブリオ(S)/ICは、以下のような特徴があります。
- 自動式で、ボタン一つでビニールを巻き取る
- ひじ掛けが跳ね上げ式で、移乗がしやすい
- 背もたれが固定式で、姿勢が安定する
- シートが温感センサーで、温度が自動調整される
- ICカードで使用回数や消耗品の残量が管理できる
ラップポン・トレッカーWT-4(S)
ラップポン・トレッカーWT-4(S)は、災害用のハイエンドモデルです。
ラップポン・トレッカーWT-4(S)は、以下のような特徴があります。
- 自動式で、ボタン一つでビニールを巻き取る
- 車輪が付いていて、移動がしやすい
- シートが高さ調整できる
- シートが温感センサーで、温度が自動調整される
- 防災用品が付属している
ラップポン・SH-1
ラップポン・SH-1は、災害用のコンパクトモデルです。
ラップポン・SH-1は、以下のような特徴があります。
手動式で、ハンドルを回してビニールを巻き取る
- コンパクトで軽量で、持ち運びや設置が簡単
- シートが高さ調整できる
- シートが温感センサーで、温度が自動調整される
ラップポン・PF-1
ラップポン・PF-1は、災害用のコンパクトモデルです。
ラップポン・PF-1は、以下のような特徴があります。
- 手動式で、ハンドルを回してビニールを巻き取る
- コンパクトで軽量で、持ち運びや設置が簡単
- シートが高さ調整できない
- シートが温感センサーで、温度が自動調整される
以上が、ラップポンの種類と特徴です。
ラップポンの種類によっては、価格や機能、消耗品などが異なりますので、ご注意ください。
ラップポンの特徴
次に、ラップポンの特徴について見ていきましょう。
ラップポンの特徴は、以下の5つです。
- どこでもトイレができる
- 使用後の処理が簡単
- 水は不使用
- タンクの容量を気にしなくていい
- 防臭効果や細菌の心配が少ない
どこでもトイレができる
ラップポンの最大の特徴は、どこでもトイレができるということです。
ラップポンは、コンパクトで軽量なので、持ち運びや設置が簡単です。
トイレがない場所でも、ラップポンがあれば安心して排泄できます。
ラップポンは、キャンプや車中泊などのアウトドアシーンに最適です。
また、災害時にもラップポンは大活躍します。
水道が断水しても排泄につかう水は必要ありません。
防臭効果や細菌の心配が少ない
ラップポンの特徴のひとつは、防臭効果や細菌の心配が少ないということです。
ラップポンは、排泄物をビニールで包んで密封するので、臭いや細菌が外に漏れることがありません。
そのため、トイレの匂いや感染症の心配をせずに使えます。
ラップポンは、ビニールで包まれた排泄物をそのままゴミとして捨てることができます。
ビニールは、燃えるゴミとして処分できます。ただし、自治体によっては、燃えないゴミとして処分する必要がある場合もあります。
その場合は、ビニールを開いて中身をトイレに流してから、ビニールを燃えないゴミとして捨てます。
ラップポンの選び方
最後に、ラップポンの選び方について見ていきましょう。
ラップポンの選び方は、以下の3つのポイントに注意してください。
- 用途に合わせて種類を選ぶ
- 価格と消耗品のコストを比較する
- 電源の確保方法を考える
用途に合わせて種類を選ぶ
ラップポンの選び方のひとつは、用途に合わせて種類を選ぶということです。
ラップポンには、介護用、災害用、子供用などの種類があります。
それぞれに機能やサイズが異なりますので、自分の使い方に合ったものを選びましょう。
例えば、介護用のラップポンは、ひじ掛けや背もたれが付いていたり、シートが温感センサーで温度調整されたりするものがあります。
これらは、介護される方の快適さや安全性を高めるための機能です。
しかし、これらの機能は、価格や重量に反映されますので、必要ない場合は、シンプルなものを選ぶ方が良いでしょう。
価格と消耗品のコストを比較する
ラップポンの選び方のひとつは、価格と消耗品のコストを比較するということです。
ラップポンは、価格が高いと感じるかもしれませんが、消耗品のコストも考慮する必要があります。
消耗品としては、ビニールのロールと凝固剤があります。
ビニールのロールは、30回分から60回分のものがあります。
価格は、約3000円から6000円です。
凝固剤は、液体や固形物をゼリー状に固めるもので、1回分ずつ個包装されています。
価格は、約100円から200円です。
ラップポンの種類によっては、消耗品の使用量や交換頻度が異なります。
例えば、自動式のラップポンは、手動式のラップポンよりもビニールの使用量が多くなります。
また、介護用のラップポンは、災害用のラップポンよりも使用回数が多くなります。
これらのことを考えて、価格と消耗品のコストを比較しましょう。
電源の確保方法を考える
ラップポンの選び方のひとつは、電源の確保方法を考えるということです。
ラップポンは、電源が必要なので、コンセントがない場所では使いづらいです。
しかし、ラップポンには、電源の選択肢がいくつかあります。
ラップポンは、AC100Vのコンセントから電源を取ることができますが、それ以外にも以下の方法があります。
- ハンディバッテリーを使う
- 車用DCケーブルを使う
- 市販のポータブル電源を使う
これらの方法の詳細は、前述のラップポンの種類と特徴の項目で説明しました。
これらの方法を使えば、コンセントがない場所でもラップポンを使うことができます。
ただし、電源の確保にはコストや手間がかかることもありますので、ご注意ください。
ラップポンの種類と特徴はどお?災害時にも役立つトイレの選び方は?まとめ
以上が、ラップポンの種類と特徴を徹底比較した記事です。
ラップポンは、水を使わないポータブルトイレで、どこでもトイレができるというメリットがあります。
しかし、ラップポンには種類がいくつかありますので、用途や価格や電源などを考慮して選ぶ必要があります。
ラップポンを購入するか迷っている方は、この記事を参考にしてください。
ラップポンがあれば、アウトドアや災害時にもトイレの心配をせずに過ごせます。
ラップポンで、快適なトイレライフを始めましょう。
→手動ラップ式簡易トイレとは?ラップポンPF-1とSH-1比較!