ラップポンとは、水を使わないポータブルトイレのことです。
ラップポンは、排泄物をビニールで包んで密封するという画期的なシステムで、臭いや細菌の心配がありません。
ラップポンは、キャンプや車中泊などのアウトドアシーンだけでなく、災害時にも役立つトイレとして注目されています。
しかし、ラップポンにはメリットだけでなく、デメリットもあります。
ラップポンは価格が高いということや、電源が必要ということなど、気になる点も多いでしょう。
そこで、この記事では、ラップポンのメリットとデメリットを徹底解説します。
また、災害時にも役立つトイレの選び方についてもご紹介します。ラップポンを購入するか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
ラップポンのメリット
まずは、ラップポンのメリットについて見ていきましょう。
ラップポンのメリットは、以下の5つです。
– どこでもトイレができる
– 使用後の処理が簡単
– 水は不使用
– タンクの容量を気にしなくていい
– 防臭効果や細菌の心配が少ない
どこでもトイレができる
ラップポンの最大のメリットは、どこでもトイレができるということです。
ラップポンは、コンパクトで軽量なので、持ち運びや設置が簡単です。
トイレがない場所でも、ラップポンがあれば安心して排泄できます。
ラップポンは、キャンプや車中泊などのアウトドアシーンに最適です。
また、災害時にもラップポンは大活躍します。
水道が止まったり、トイレが使えなくなったりしたときにも、ラップポンがあればトイレの心配をせずに過ごせます。
使用後の処理が簡単
ラップポンのメリットのひとつは、使用後の処理が簡単ということです。
ラップポンは、排泄物をビニールで包んで熱圧着して密封するというシステムです。
そのため、使用後にバケツを洗ったり、汚物を捨てたりする必要がありません。
ラップポンは、手動式と自動式の2種類があります。
手動式は、ハンドルを回してビニールを巻き取るタイプです。自動式は、ボタンを押すだけでビニールを巻き取るタイプです。
どちらも操作は簡単で、誰でも使えます。
水は不使用
ラップポンのメリットのひとつは、水は不使用ということです。
ラップポンは、水を使わないポータブルトイレです。
そのため、水がない場所でも、ラップポンを使うことができます。
また、水を使わないことで、水の節約にもなります。
ラップポンは、水不足になりやすい災害時にも便利です。
水道が止まったり、水が汚染されたりしたときにも、ラップポンがあればトイレに困りません。
水を使わないことで、衛生面や環境面にも配慮できます。
タンクの容量を気にしなくていい
ラップポンのメリットのひとつは、タンクの容量を気にしなくていいということです。
ラップポンは、排泄物をビニールで包んで密封するので、タンクというものがありません。
そのため、タンクの容量を気にして、排泄回数を制限したり、タンクを空にしたりする必要がありません。
ラップポンは、消耗品さえあれば何回でも使用できます。
消耗品としては、ビニールのロールと凝固剤があります。
ビニールのロールは、30回分から60回分のものがあります。
凝固剤は、液体や固形物をゼリー状に固めるもので、1回分ずつ個包装されています。
防臭効果や細菌の心配が少ない
ラップポンのメリットのひとつは、防臭効果や細菌の心配が少ないということです。
ラップポンは、排泄物をビニールで包んで密封するので、臭いや細菌が外に漏れることがありません。
そのため、トイレの匂いや感染症の心配をせずに使えます。
ラップポンは、ビニールで包まれた排泄物をそのままゴミとして捨てることができます。
ビニールは、燃えるゴミとして処分できます。
ただし、自治体によっては、燃えないゴミとして処分する必要がある場合もあります。
その場合は、ビニールを開いて中身をトイレに流してから、ビニールを燃えないゴミとして捨てます。
ラップポンのデメリット
次に、ラップポンのデメリットについて見ていきましょう。
ラップポンのデメリットは、以下の3つです。
– 価格が高い
– 電源が必要
– 消耗品の購入が必須
価格が高い
ラップポンのデメリットのひとつは、価格が高いということです。
ラップポンは、画期的なシステムを持つポータブルトイレですが、その分、価格も高めです。
ラップポンには、手動式と自動式の2種類がありますが、どちらも2万円以上します。
ラップポンは、水で流すタイプのポータブルトイレと比べると、価格が高いと感じるかもしれません。
水で流すタイプのポータブルトイレは、1万円以下で購入できるものもあります。
しかし、水で流すタイプのポータブルトイレは、タンクの洗浄や水の補給など、手間やコストがかかることもあります。
電源が必要
ラップポンのデメリットのひとつは、電源が必要ということです。
ラップポンは、排泄物をビニールで包んで熱圧着して密封するというシステムなので、電源がないと熱圧着できなくなってしまいます。
そのため、コンセントがない場所では使いづらいのがデメリットです。
しかし、ラップポンには電源の選択肢がいくつかあります。
ラップポンは、AC100Vのコンセントから電源を取ることができますが、それ以外にも以下の方法があります。
ハンディバッテリーを使う
ラップポンには、別売りのハンディバッテリーというものがあります。
ハンディバッテリーは、充電式のバッテリーで、ラップポンに接続することで電源を供給できます。
ハンディバッテリーは、約4時間でフル充電でき、約30回分の使用が可能です。
ハンディバッテリーは、手動式のラップポンにのみ対応しています。
車用DCケーブルを使う
ラップポンには、別売りの車用DCケーブルというものがあります。
車用DCケーブルは、車のシガーソケットから電源を取ることができます。
車用DCケーブルは、手動式と自動式のラップポンに対応しています。
ただし、車用DCケーブルを使うときは、車のエンジンをかけておく必要があります。
市販のポータブル電源を使う
ラップポンは、市販のポータブル電源からも電源を取ることができます。
ポータブル電源は、発電機や太陽光発電などの機器で、電気を貯めておくことができます。
ポータブル電源を使うときは、AC100V対応かつ100W以上の出力があり正弦波出力であることを確認してください。
ポータブル電源は、手動式と自動式のラップポンに対応しています。
→手動ラップ式簡易トイレとは?ラップポンPF-1とSH-1比較!