シャコバサボテンの植替え後の水やりや肥料の与え方は?時期はいつかも紹介!
シャコバサボテンは、花の見頃である冬にお店などに出回る多肉植物ですが、寒さに弱いため、植え替える時期や水やりなどの管理に気を付けてあげることが大切です。
美しい花を咲かせるサボテンの仲間ですが、砂漠などの乾燥地帯に自生する植物ではなく、山の中で霧の多い森林の樹木や岩に自生して生えています。
原産地ブラジルでは根はむき出しで生えているため、植えつける土は水はけと通気性を重視してあげます。
今回はシャコバサボテンの植替え後の水やり・肥料の与え方!時期はいつかも紹介!します。是非参考にしてくださいね☆
シャコバサボテンの植え替え後の水やり・肥料の与え方は?
植え替えはシャコバサボテンにストレスがかかっています。
そのため、植え替えたあと2~3日後から水やりをはじめてください。
肥料は2週間くらい経ってから与えましょう。
4~9月頃までの生育期は、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりあげます。
ただし真夏の暑さが苦手なため、8~9月上旬はやや控えめにして、表面が乾いて2~3日経ってから水やりをします。
暑すぎると生育がやや抑えられるため、水をあげすぎると上手く吸収できなかったり、鉢の中が蒸れてしまったりして、根腐れの原因になってしまいます。
夏場に茎節が赤くなってくるのは、株全体の水分不足や栄養不足が原因の場合が多く、根腐れを起こしているとこれに当てはまります。
シャコバサボテンの植え替え後の管理方法は?
10~11月のシャコバサボテンの花芽が大きくなり蕾になる時期はやや控えめで、土の表面が乾いて2~3日経ってからたっぷりあげます。12~3月は、休眠期に入っているため乾かし気味に管理します。
気温が低い時期に水をあげすぎると根腐れの原因になり、冬越しできなくなってしまうので、ほとんど水やりは必要ありません。月に1~2回程度あげるといいでしょう。
割り箸や竹串を鉢の底まで土に挿して抜いたとき、湿った土がくっついてくるようなら水はあげないでください。
また、真夏の水やりは日が沈んで気温が落ち着いた夕方以降にあげます。
朝あげると、日中に土の中の水温が上昇して根に負担がかかってしまいます。
冬の水やりは晴れた日の朝あげます。
夕方あげると、夜に土の中の水温が下がって根に負担がかかるので避けましょう。
肥料の与え方のポイント
シャコバサボテンに与える肥料は、生育期の4~7月に与えます。
緩効性肥料は月1回、液体肥料は2週間に1回くらい与えてください。
梅雨明け以降は肥料を与えないで、花芽が付き始める10月頃には肥料が完全に切れているようにします。
これは、新芽が伸びるという成長を止め、花芽をつけさせるためです。開花中は肥料を一切与えないようにします。
シャコバサボテンの植替え時期はいつ?
シャコバサボテンは、1~2年に1回、ひと回り大きな鉢に植え替えします。
大きい鉢は嫌だという人は同じ鉢でもかまいませんよ。
夜の気温が15度を下回らなくなる4~5月がちょうどいい時期といえます。
4月頃から屋外管理に替えていきますが、シャコバサボテンは環境の変化に敏感なため、外の環境に慣れさせてから植え替えるようにします。
外に出して1週間くらい置いてからがいいでしょう。春の剪定と一緒におこなってもいいですね。
株が根腐れを起こしているときや、根が張り過ぎて水や肥料を上手く吸収できていないと思える場合は、適期以外でも植え替えが必要なときがあります。
シャコバサボテンは他の樹木や岩などに根を張る着生植物なので根の成長が早く、根詰まりを起こさせないためにも定期的な植え替えをしてあげましょう。
シャコバサボテンの失敗しない植え替え方法は?
鉢からそっと抜き取ります。
茎節を持って無理に引っ張るとちぎてれしまうことがあるため、やさしく抜いてあげます。
茎節(けいせつ)とは、緑の平らな葉っぱに見える部分で、とがった突起がふちにあり、葉っぱの機能をもつ茎のことです。
その部分が、海の生き物、甲殻類のシャコに似ていることが名前の由来とされています。
古い土を半分くらい落として根をくずし、古い根や根腐れを起こしている根は、ピンセットや割り箸などで取り除きます。
伸びすぎている根も清潔なハサミで切り取ってしまいましょう。
鉢植えでの管理となりますので、おすすめは素焼きの鉢です。
これは通気性の面からいっておすすめです。
ただ、重さがあるため、室内外間を移動することを考えて、素焼きの鉢にするときは、あまり大きな鉢には植えないようにします。
吊り鉢やプラスチックの深鉢でもいいでしょう。
植え替え時に用意する土は?
用土は、シャコバサボテン専用培養土が水はけ・通気性・養分を考えると理想ですが、多肉植物・サボテン用や観葉植物用もいいですね。
花と野菜専用培養土は、水はけと通気性のことを考えるとこれだけで使用するのではなく、赤玉土(中~小粒)もしくは鹿沼土(小粒)と、軽石を等量混ぜ合わせたものを使います。
ピートモスやパーライト、パーミキュライトを混ぜた土でもいいでしょう。
鉢底に鉢底ネットを置き、鉢底石を入れます。ネット入り鉢底石を使うと、次の植え替え時の土の振り分けが簡単にできるため便利ですよ。用土はあらかじめ湿らせたものを使います。
植え替え手順は?
用土を鉢の3分の1くらいまで入れ、シャコバサボテンを鉢の中心に置きます。鉢の上から2~3センチくらい下まで土を入れていきます。
土を半分くらい入れたら、割り箸などで土を突いて根の間までしっかり土が入るようにします。
根を傷つけないように軽く突きましょう。鉢を地面にトントンと軽く落とすようにすると土がなじんでくれます。
植え替え後の置き場所は、直射日光が当たらず、強い風や雨が吹き付けない明るい日陰に置いてあげましょう。
鉢をレンガなどの上に置いて、下からの風通しもよくしてあげるといいですよ。
シャコバサボテンの植替え後の水やりや肥料の与え方は?時期はいつかも紹介!まとめ
今回はシャコバサボテンの植替え時期と方法!
植え替え後の水やり・肥料の与え方と題してご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
シャコバサボテンは根の成長が早いので、適切な時期をのがさないで植え替えしてあげると元気に育ってくれます。
屋外管理になる4~10月頃は新芽を食べにナメクジや毛虫、ヨウトウムシがやってきます。
吸汁性害虫のコナカイガラムシは、発生してしまうと養分を吸い取られて弱ってしまいますので、害虫は見つけたらすぐに駆除してください。
予防策として、風通しがよく、明るい場所に置くようにしましょう。
シャコバサボテンは比較的育てやすい植物なので、初心者でもうまく育てることができます。
植替えして、ボリュームある花を楽しんでみてください。
シャコバサボテンの花芽が落ちることが気になる方には原因について下記にて公開しているので、ぜひ、よんでくださいね。