シャコバサボテンの花芽が落ちる原因は?咲かせるための管理方法と短日処理!
シャコバサボテンは11~3月頃まで花を楽しめます。11~12月頃は「クリスマス・カクタス」という別名で店頭に並ぶこともあります。
シャコバサボテンが花芽をつける条件は、成長が止まっていること、気温が20度以下であること、そして日に当たる時間が12時間以下であることです。
成長を止めるためには葉摘みという作業をし、日に当たる時間は短日処理という作業で調整します。
涼しくなってきて日が短くなる秋頃から花芽をつけるので、秋以降は夜遅くまで明るい場所に置いておくと花芽がつきにくくなります。
ここでは、花芽が落ちる原因や咲かせる方法、短日処理について紹介します。
シャコバサボテンの花芽が落ちる原因は?
シャコバサボテンはデリケートな植物でもあるため、「環境の変化」「温度変化」「日照時間」によって、花芽がつかなかったり、小さい芽はポロポロ落ちてしまったりします。
花芽がつき始める頃は、そろそろ室内管理にしようかなという時期です。
環境が大きく変わってしまうと反応してしまうので、外の管理から室内管理にするときは徐々に慣れさせるようにしてください。
暖かいリビングなどにすぐ移動させないで、まずは玄関先や廊下などに置くようにします。
1週間ほどそこで慣れさせてから部屋の中に移動してあげましょう。
また、頻繁に場所を変えるのもよくないので気をつけてください。
花芽が1センチ以下と小さいときは、特に落ちやすいので、鉢の移動は控えたほうがいいでしょう。
暖房の効かせすぎの部屋は注意!
暖房が効き過ぎる部屋での管理は、花芽が落ちる原因のひとつになるので注意が必要です。
10~25度の温度であれば平気ですが、25度を超える暑さは苦手です。
また、暖房器具などの温風が直接当たる場所に置くことも避けてくださいね。
気温が低すぎてもダメで、5度以下になると花芽が落ちてきます。
せっかく成長して蕾になっているものでも、寒さが原因で花が咲かず蕾のままで終わってしまうこともあるので気をつけてあげましょう。
暑さや多湿を嫌う一方で、乾燥しすぎても花芽や蕾がポロポロ落ちてきます。
10月頃からは花芽がつき徐々に大きくなってくる時期です。
水やりは土の表面が乾いて2~3日経ってからたっぷりあげましょう。
12~3月くらいまで休眠期に入っているため乾かし気味にします。
気温の低い時期の水あげにも要注意!
また、気温が低い時期に水をあげすぎると根腐れの原因になり、冬越しできなくなってしまうので、ほとんど水やりは必要ありませんが、土が固くなるまで水やりしないと茎節がシワシワに弱って花芽を落とし、最悪枯れてしまうこともあるので土の様子をよく見てあげてくださいね。
真夏の水やりは朝あげると、日中に土の中の水温が上昇して根に負担がかかってしまうため、日が沈んで気温が落ち着いた夕方以降にあげます。
冬の水やりは夕方あげると、夜に土の中の水温が下がって根に負担がかかってしまうため、晴れた日の朝あげます。
根に負担をかけてしまい、花芽が落ちてしまったということにならないように気をつけましょう。
シャコバサボテンの花芽が落ちるのを体験した女性は?
私はシャコバサボテンが大好きで、毎年冬になると色とりどりの花を咲かせてくれるのを楽しみにしています。 でも、去年はちょっとした失敗で、花芽がほとんど落ちてしまいました。
その年は、秋になっても暖かい日が続いていたので、シャコバサボテンを外に置いておきました。 そしたら、小さな花芽がたくさんついてきて、嬉しくなりました。 でも、ある日急に寒くなって、霜が降りたんです。 それに気づかずに朝起きたら、シャコバサボテンの花芽が真っ黒になって落ちているのを見て、ショックでした。
慌てて室内に移動させたけど、もう遅かったみたいで、残った花芽も次々に落ちてしまいました。 せっかく育てたのに、一輪も咲かせられなかったんです。 本当に悲しかったです。
私はシャコバサボテンが大好きで、毎年冬になると色とりどりの花を咲かせてくれるのを楽しみにしています。 でも、去年はちょっとした失敗で、花芽がほとんど落ちてしまいました。
その年は、秋になっても暖かい日が続いていたので、シャコバサボテンを外に置いておきました。 そしたら、小さな花芽がたくさんついてきて、嬉しくなりました。 でも、ある日急に寒くなって、霜が降りたんです。 それに気づかずに朝起きたら、シャコバサボテンの花芽が真っ黒になって落ちているのを見て、ショックでした。
慌てて室内に移動させたけど、もう遅かったみたいで、残った花芽も次々に落ちてしまいました。 せっかく育てたのに、一輪も咲かせられなかったんです。 本当に悲しかったです。
シャコバサボテンの花芽を大きな蕾にするには?
シャコバサボテンの花を咲かせるためには、花芽をしっかりつけさせること、せっかくついた花芽を落ちさせないこと、ついた花芽を大きな蕾に育てることが大切です。
花芽をしっかりつけさせるためには、花後の管理からが大切です。
花が終わるころ、気温が20度くらいになる4~10月までは屋外で日光に当ててあげることが大切で、この時期に日光浴させてあげないと花が咲きにくくなります。
午前中にたっぷり日光浴させてあげると元気に育ってくれますよ。
真夏の直射日光は苦手なので長時間当たらない風通しのよい明るい日陰で管理してあげましょう。
暗い日陰や風通しの悪いところだと、生育が悪くなったり、病気や害虫が悪さしたりするので、梅雨開けから9月上旬頃までは明るい日陰での管理で花芽を大きな蕾に育てるのに最適となります。
霜がおりる前に室内へ!
霜がつくと枯れてしまうため、その前には室内管理に替えておきます。
窓辺などの日当たりがよい場所に置き、温度にも気を付けてあげましょう。秋の葉摘みで成長を止め、短日処理をして花芽をつけさせる準備に入らせましょう。
葉摘み後の水やりや肥料の調整で成長を止めることで、新芽ではなく花芽をつけさせるのですが、短日処理も花芽をつけさせるための大切な作業になります。
花が咲いてからは、花がしぼんできたら摘み取ってあげると、次々新しい花を咲かせてくれます。
花を摘み取るときはハサミを使わなくても、花の根元をつまんでひねるようにすると簡単に取れますよ。
しぼんだ花をそのままにしておくと、カビが生えてきたり虫がつくこともありますので、もったいないですが早めに摘み取ってあげましょう。
シャコバサボテンの短日処理方法は?
花芽がつき始める10月以降、日が当たる時間を12時間以下にすることで、日が短くなったと錯覚させて花を咲かせる準備に入らせます。
だいたい1ヵ月くらい続けると花が咲き始めるでしょう。
短日処理は、日光や照明の当たらない暗い場所を作ってあげることなので、暗い場所に置いてあげるか、ダンボール箱などで鉢全体を覆ってあげます。
スーパーやホームセンターなどに行くと、使用済みのダンボールが無料で手に入るので、シャコバサボテンの大きさよりひと回り大きいダンボールをもらってきましょう。
ダンボールの片側の継ぎ目を隙間が開かないようにガムテープでふさぎます。
もう片方の開口は四隅をガムテープで固定し、被せたときに倒れないように補強しておきましょう。
ダンボールの上に黒いビニール袋を被せたり、布を被せたりすると光をほぼ完全にさえぎることができます。
短日植物は、日光だけでなく室内の照明も光として判断してしまいます。
シャコバサボンテンは冬の間、室内管理をしますので部屋の照明にも気をつけましょう。
押し入れやクローゼットなどの暗い空間で処理するときは、開け閉めで照明の光が当たらないように気を付ける必要があります。
短日処理を成功させるポイントは、昼間はしっかりと日光浴をさせてあげ、日が落ちてくれば暗くしてあげることです。
シャコバサボテンの花芽が落ちる原因は?花後の方法と短日処理!まとめ
シャコバサボテンは、日照時間が12時間以下と短くなることで開花する短日植物のため、短日処理という作業をしてあげるとキレイな花をたくさん咲かせてくれます。
短日植物とは、冬の訪れを感じることで花芽を膨らませ花を咲かせる準備に入る植物のことです。
なので短日処理をしてあげないと、小さな花芽しかつけなかったり、花芽がついてもすぐ落ちてしまったりして、キレイにたくさん花が咲いてくれません。
1ヵ月くらいの作業なので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
シャコバサボテンの挿し芽は乾かすの?発芽してから植え替えまでの記事をまとめました。
気になる方は下記より公開しています。
ぜひ、読んでくくださいね。