ポインセチアの短日処理はいつから?期間や時間とやめどきは?




ポインセチアの短日処理はいつから?期間や時間とやめどきは?

ポインセチアは、日照時間が一定時間以下に短くなることで開花する短日植物で、つぼみが冬の訪れを感じると苞(ほう)を赤く色づかせ、花を咲かせる準備に入ります。

キレイに色づかせるためには「短日処理」という作業を行う必要がありますが、いつから行うのがいいのでしょうか。

そこで今回は、ポインセチアの短日処理はいつから?期間と失敗した時の対処法もご紹介していくので是非参考にしてくださいね!

目次

ポインセチアの短日処理はいつから行う?

ポインセチアの短日処理は、最低でも40日間続けるとよく、色づかせたい時期の2ヵ月くらい前から始めるのがいいでしょう。

なので、クリスマス時期にキレイな色を楽しむためには、いつから短日処理を行うのがいいのかと言うと、10月上旬ころには始めるといいですよ。

短日処理は気温があまり高すぎると失敗してしまうことがあるので、8月とか9月上旬から始めることはあまりおすすめしません。

このところの日本はとにかく残暑が厳しい。

かと言って、あまり遅い時期に始めてしまうと、クリスマスの時期にあのキレイな色を楽しめないのも何だか残念です。

10月に入ると気温も落ち着いてくるので、始めるのに丁度いいと言えます。

1日の日照時間が12時間以下にすることが大切!

ポインセチアは、1日の日照時間が12時間以下にならないと花を咲かせないため、暗い時間を12時間以上作ってあげることになります。

毎日、日没の夕方5時くらいから翌朝8時くらいまでを目安に行ってください。

短日処理の時間をコロコロ変えないようにすることがポイントですが、1時間やそこらズレたからといって即失敗ということにはなりませんので、そこまで厳密に作業しなくてはならないというわけではありません。

あまり難しく考えず、気軽に挑戦してみてくださいね。

ただ、1日中忘れてしまうと、それまでしてきた作業がリセットされてしまう可能性があるため、色づかせたい時期がズレてしまったり・・・ということもあります。

もし、旅行などで1日中家にいないという場合は、暗い場所に置いたままにしておきましょう。

短日処理は、苞が完全に色づくまで気長に続けることで、ポインセチアならではの鮮やかな色を楽しむことができますよ!

ポインセチアの短日処理のやめどきは?

ポインセチアの短日処理のやめどきは地域やその年の日照、気温などで日数は多少変わります。

花芽の分化をするのに短日処理の日数は40日から60日となります。

一般的には40日前後で色づいた苞葉が出てきくるので花芽の分化がわかります。

完全に苞葉が色づいて花芽の形成がわかった時点でポインセチアの短日処理のやめどきとなります。

ポインセチアの短日処理の簡単な方法は?

ポインセチア

ポインセチアを色鮮やかにするために必要な短日処理の簡単な方法をご紹介します。

短日処理は、暗い時間を作ってあげることなので、鉢を日光や照明の当たらない暗い場所に置くか、ダンボール箱などで鉢毎スッポリと覆って暗くします。

冬の管理は室内でするため、夜の蛍光灯など照明の明かりも光として判断してしまうので注意が必要です。

暗い場所というと、押し入れやクローゼットなど、光を遮断する空間に入れてあげるのが簡単ですが、開け閉めなどで照明の明かりが当たってしまう可能性が高いです。

なので、ほとんどの人はポインセチアを簡単に短日処理する場合には、ダンボール箱を被せて行っていることが多いです。

ダンボールはスーパーやホームセンターなどで使用済みのものを無料でもらえます。

大きさも大中小様々なものが手に入るので、買い物に行ったときなどにもらってくるといいでしょう。

ダンボールを使った短日処理の方法とは

ポインセチアを簡単んい短日処理する場合は、ダンボールの片側の継ぎ目をガムテープでしっかりふさぎ、もう片方の開き口は四隅をガムテープで固定しましょう、そして、ポインセチアに被せたときに倒れてしまわないように、しっかり補強しておきます。

また、ポインセチアの苞や葉っぱは傷つくと白い樹液をだし、黒くにじんできてしまうため、なるべくダンボールが当たらないように注意することが大切です。

お持ちのポインセチアの鉢にちょうどいい大きさよりも、一回りほど大きいダンボールを使うといいでしょう。

ダンボールの上に、布を被せたり黒いビニール袋を被せると、光が完全に入らなくなるので試してみてくださいね!

気を付けることは、昼間はしっかり日光に当て、日が落ちてくると暗くしてあげるて、1日の日照時間が12時間以下になるように管理してくださいね。




ポインセチアの短日処理に失敗した時の対処法は?

ポインセチア

ポインセチアの短日処理に失敗してしまい、色づかない…そんな時はまず原因を考えてみましょう。

短日処理の失敗で考えられる原因は、暗闇が上手く作れなかったことや、気温が高過ぎて生育期が延び花芽をつけるよりも成長を優先させたことにより色づかない、などがあります。

成長期が長引くと肥料が足りなくなり、栄養不足で色づきが悪くなってしまうことも考えられます。

短日処理中光を当ててしまった、短日処理するのを忘れてしまったというときは、まずは諦めないことが大切です。

失敗したと思ってもその後続けていれば、狙った時期からはズレてしまうかもしれませんが徐々に色づいてきてくれますよ。

カビが生えている場合の対処法

また、ポインセチアの短日処理を行う際にダンボールを使わないで、黒いビニール袋のみで短日処理をする場合、蒸れてしまうことがあります。

そうなるとカビが生えて株が弱ってしまい、葉っぱが黄色くなったり、しおれて落ちてしまうので注意が必要です。

もし、そうなってしまった場合はカビの部分を取り除き様子をみながら処理を続けてみましょう。

この時に、株が弱っているからと言って肥料をあげてしまうと、余計に株が弱ってしまう可能性があるので注意してくださいね。

ポインセチアの短日処理はいつから?期間や時間とやめどきは?まとめ

今回はポインセチアの短日処理はいつから?期間や時間とやめどきは?と題してお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか?

ポインセチアの種類によっては、短日処理をする期間が違い、早いものでは1ヵ月しないで色づいてくる種類もあるようですが、一般的いつから行うかは、色づかせたい時期から逆算して2ヶ月頃からはじめるようにしましょう。

毎日顔を合わせるので、しっかり色づいたなと思ったら、期間が短くても短日処理は必要なくなります。徐々に色づきを感じ始めると、嬉しくて毎日が楽しみですよね。

ポインセチアの植え替え後の肥料の与え方も気になりますよね。

下記の記事から確認していただけます。




→ポインセチアの植替え後の肥料の与え方は?




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