ポインセチアの葉につく白い虫は何?駆除方法と予防方法も!




ポインセチアの葉につく白い虫は何だろう?と気になった経験がある人も多いかもしれませんが、あの白い虫は一体何なのでしょうか?害虫なのでしょうか?

その虫によってポインセチアはどうなってしまうのか?気になりますよね。

害虫だとしたら、病気になることもあるため、増えてしまう前に駆除したいでものですよね。

今回はポインセチアの葉につく白い虫は何?駆除方法と予防方法も!と題してご紹介していくので是非参考にしてくださいね☆

目次

ポインセチアの葉につく白い虫はオンシツコナジラミ

ポインセチアにつく代表的な害虫は、吸汁性害虫であるオンシツコナジラミ、アブラムシ、カイガラムシ、ルイスアケハダニです。

吸汁性害虫とは、葉っぱや茎について植物の栄養分を吸い取って活動・繁殖する虫のことです。

この中でも、葉っぱの裏につく白い虫、オンシツコナジラミに悩まされている人は多いです。

葉っぱを揺すると、白い粉が舞うようにふわふわと飛び回るうえ、繁殖スピードも早く、駆除するのに根気が必要です。

発生してしまうと完全に駆除するのは難しいと言われています。

オンシツコナジラミの駆除方法

ポインセチアの葉についた白い虫、オンシツコナジラミの成虫は飛び回るため、薬剤か粘着テープで駆除します。

両方行うのがベストで、それでも一度では退治できないので繰り返しすることが必要です。

成虫に薬剤は効きますが卵には効かないため、繰り返ししなくてはならないというわけです。

しかも、成虫は飛び回るので、薬剤や粘着テープから逃れた虫が別の植物についてそっちで繁殖したり、ポインセチアの薬剤が切れるころまた戻ってくる・・・というように、一度発生してしまうとなかなか完全駆除が難しいです。

コナジラミは、黄色に引き寄せられる習性があるようで、黄色の粘着シートを株のそばに置いておくのも効果があると言われています。

ポインセチアの葉につきやすい害虫

ポインセチア

次に、ポインセチアにつきやすい他の害虫を紹介します。

コナジラミ

葉っぱの裏につき、成虫・幼虫・卵まですべてが葉っぱの裏にいて、養分を吸って繁殖し、吸引時にウイルスを媒介することもあります。

「オンシツ」と付くように、室内や屋根のある場所に置くと発生しやすく、高温で乾燥した環境を好み、大量発生してしまうと排泄物で葉っぱがベトベトすることもあります。

アブラムシ

ご存知アブラムシは、春と秋に新芽や若葉について大量発生します。

アリと一緒にいることが多く、アブラムシの排泄する甘露を目当てに寄ってくるので、アリがウロウロしていれば、アブラムシがついている可能性が高いと言えます。

カイガラムシの成虫は貝殻をかぶったような虫で、繁殖力は弱いです。風通しと日当たりの悪い環境が好きで、茎や葉っぱの付け根に発生します。

ルイスアケハダニ

こちらの虫は、クモのような糸を出して葉っぱや花に糸を張るようにして発生し、大量発生すると葉っぱ全体がかすり状に白っぽく色が抜けてしまいます。

ハダニは、糸を飛ばし風に乗って飛んで移動してきます。

すす病に注意!

これら害虫の排泄物は甘露と呼ばれる甘い汁の場合が多く、それによって繁殖したカビが原因で葉っぱが黒くなってしまう「すす病」を引き起こすこともあります。

外に置いて管理している時期は、甘露にアリが集まって来てしまいます。アリは甘露だけでなくアブラムシも捕食してくれますが、益虫とは言い難く、気づかずに室内に鉢を取り込んでしまうと、部屋の中にアリが・・・

なんてことになって、別の問題を引き起こしてしまう可能性があるため注意が必要です。




ポインセチアについてしまった害虫の駆除方法

ポインセチア

アブラムシやカイガラムシは見つけ次第、薬剤もしくはセロテープやガムテープにくっつけて取り除くか、新芽などの隙間にいるものは、歯ブラシや筆などでこすって落とします。

カイガラムシの成虫には薬剤は効かないので、テープで取るか歯ブラシなどで落として駆除するしかありません。

このとき成虫を潰してしまうと赤っぽい体液がでてくることがあるので、なるべく潰さないようにしたほうがいいですよ。

また、カイガラムシは白いロウ状や綿状のもので発生したところを白く覆い、この中に卵があったりするので完全に取り除くようにしてください。

ハダニ類は高温乾燥期に発生しやすく、葉っぱや茎に霧吹きで水をかける葉水で駆除します。大量に発生した場合は薬剤かセロテープなどで駆除しましょう。

薬剤を散布する際の注意点

薬剤を散布するときは、換気のいい場所で行ってください。ベランダか庭に出てするといいでしょう。

スプレー式薬剤や液剤は繰り返しの散布が必要で、粒剤は残効性のためある程度の期間効果が期待でき、植え替え時に土に混ぜることで発生の予防にもなりますよ。

薬剤を使う場合は、同一薬剤の連続散布は耐性ができてしまうため避けてください。2~3種類を交互に使うといいですよ。

ポインセチアに虫がつかないための予防方法

ポインセチア

ポインセチアを植え替えるときに、防虫剤を土に混ぜておくのが効果的です。

吸汁性害虫は、新芽や若葉など窒素分が多いところにつきやすいため、窒素の多い肥料を控えることでつきにくくすることもできます。

風通しの良い場所で管理し、太陽光を嫌うため日光に十分当ててあげることも予防の第一歩です。

霧吹きで葉っぱに水を吹きつける葉水も害虫駆除とともに予防効果もありますよ。

黄色い粘着シートで予防も効果的!

黄色に引き寄せられる習性を利用して、黄色い粘着シートに誘引してポインセチアの株自体につかせないという方法もあり、効果的なのでおすすめです。

逆に、銀色を嫌う習性があるので、アルミホイルやシルバーマルチシートを敷き、下から反射した光を葉裏や隙間に浴びせ、寄せ付けない方法もありますよ。

ポインセチアの株のまわりに、銀色の反射テープを張るのもいいでしょう。

害虫を見つけたらすぐに駆除をすることで、株を病気から守ることができるので、定期的に葉の裏をチェックするようにすることも大切ですよ!

ポインセチアの葉につく白い虫は何?駆除方法と予防方法も!まとめ

今回はポインセチアの葉につく白い虫は何?駆除方法と予防方法も!と題してご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

ポインセチアの見頃が終わっているなら、おもいきって葉っぱを全部取ってしまえばほぼ完全に駆除できます。

また新芽がでてくるので、茎だけになっても大丈夫ですが、なかなかできませんよね・・・

まずは、室内管理にするときに、葉っぱの裏や付け根などをよく見て、害虫がついていないかよく確認してから室内に取り込むようにしましょう。

それだけでも、室内で大繁殖しやすい白い虫、オンシツコナジラミの発生を防ぐことができます。

購入するときにすでに虫がついている可能性も考えて、株選びのときに葉っぱの裏など確認してから購入するようにしてくださいね。

今回は以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました☆

お問い合わせの多い質問が「ポインセチアの剪定はいつしたらいいのでしょうか?」

次の記事ではポインセチアの剪定の方法と挿し木のやり方について書いています。

気になる方は下記からリンクしています。




→ポインセチアの剪定の時期はいつ?




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