シクラメンがへなへなにしおれる原因と対処法は?復活させて綺麗に咲かせる方法も紹介!




シクラメンがへなへなにしおれる原因と対処法は?復活させて綺麗に咲かせる方法も紹介!

シクラメンは秋から春にかけて花を咲かせるので、冬場の花の少ない時期に楽しめるのが特徴の球根植物です。

花色は赤・ピンク・白などがありますが、近年は様々な品種がつくられ花色・花の形・葉についてもバリエーションが豊かになってきています。

シクラメンは多年生なので上手に育てれば何年も花を咲かせることができますが、環境の変化などでしおれてへなへなになってしまうことも。

今回は、シクラメンがへなへなにしおれる原因と対処法!復活させて綺麗に咲かせる方法についてご紹介します。

目次

シクラメンがへなへなにしおれる原因と対処法は?復活させて綺麗に咲かせる方法も紹介!

上手に育てれば毎年綺麗に花を咲かせてくれるシクラメンですが、育てる環境に左右されやすく非常にデリケートな植物といえます。

シクラメンがしおれる原因は、気温や環境が合わない・日照不足・水やり不足の3つが考えられます。

気温などの環境が合わない

気温が高すぎたり低すぎたりする場合、シクラメンがしおれる原因として考えられます。

冬場でも暖房の近くだと暑すぎたり、窓辺の寒い場所だと寒すぎることがあります。

対処法としては室温を10~20度に保ちましょう

シクラメンは環境の変化に弱く、寒い場所から暖かい場所に急に移動させることや、強い風にあたることがあると、しおれてへなへなになってしまいます。

対処法としては、雨や霜はもちろん直射日光や強い風を避け、できるだけ穏やかな環境になるように守ってあげましょう。

日照不足


シクラメンの花がしおれてへなへになってしまう原因として、日照不足も考えられます。

シクラメンは直射日光は苦手ですが、ある程度は日光に当たっていないとしおれてしまうことがあります。

対処法としては、明るくて日当たりの良い場所に置くようにしてください。

半日陰になる場所の場合、風通しをよくしましょう。

室内の場合はレースのカーテン越しで、温度管理にも気をつけて置き場所を選んでくださいね。

水やりが足りない

シクラメンは乾燥をこのむ植物ではありますが、水が足りないこともシクラメンがしおれる原因として考えられます。

水切れという状態になると、シクラメンの葉や花茎がしおれてへなへなになってしまうことがあります。

対処法としては、水やりをたっぷりとおこないます。

水やりをたっぷりしてしばらくすると葉や花茎が立ち上がってきますよ。

復活させて綺麗に咲かせる方法

シクラメンがしおれてへなへなになる原因と対処法をお伝えしましたが、環境を整えて水をあげて立ち上がったとしても、買ってきたような元気な状態にはなかなか戻りにくいもの。

復活させて綺麗に花を咲かせる方法としては、花茎や葉をそれぞれ集めて紐で固定するなどの「葉組み」をおこなうとよいです。

花茎や葉がピンと立ち上がる状態になるように手助けしてあげましょう。

しおれてへなへななったシクラメンを復活させる方法

シクラメンがへなへなになる原因と対処法!復活させて綺麗に咲かせる方法も紹介!

気温を保つことや、できるだけ環境の変化を避けるのが大切ですが、あまりにしおれて広がってしまった状態になると、見た目もあまりよくないですよね。

原因ごとの対処法と、シクラメンの花茎などを固定してあげる「葉組み」という方法を組み合わせることで、しおれてへなへなになったシクラメンを復活させることができます。

シクラメンが環境が原因でへなへなにしおれた場合

シクラメンの花を紐で軽く束ね、葉の部分も紐で固定して新聞紙で隠れるようにくるんで日陰に2~3日おいておきます。

シクラメンの花と葉が直立するように支えておくのがポイント。

水がたりないようなら水をあげてください。

長くても2日ほどで復活して綺麗に花を咲かせることができるでしょう。

もしこの方法をおこなっても復活しない場合は、新聞紙の上から霧吹きをして繰り返しましょう。

シクラメンが水切れが原因でへなへなにしおれた場合

水が足りなくて、水をたっぷりあげた後もまだぐったりしている場合は、多少の荒療治ではありますが、次の方法を試してみてください。

シクラメンがすっかり入る大きめのバケツにシクラメンを入れ、上の方からから花や葉全体に水をたくさんかけます

水栽培のようにバケツの底にしっかり水がたまったら、凍らないくらいの寒い場所に一晩おいてみましょう

翌朝には葉や花が元気を取り戻しているはずなので、紐でしばって花と葉の形を整えてください。




シクラメンを置くおすすめの場所は?

シクラメンがへなへなになる原因と対処法!復活させて綺麗に咲かせる方法も紹介!

環境の変化に敏感なシクラメンですが、置き場所に気をつけることで綺麗な花を咲かせてくれます。

出荷されるまでの栽培環境にもよりますので、家に持ち帰った後に環境を変える時は様子を見ながらおこなうのがコツです。

シクラメンを置くおすすめの場所は、暖かい時期であればテラスやベランダがよいでしょう。

外の日差しをたっぷりと当て、夜は玄関に取り込むのがおすすめです。

冬場、室内に置く場合は、極端に寒い窓辺や暖房の近くは避けて、温度変化がなるべくないようにするのがおすすすめ。

また、シクラメンは涼しく風通しのよい場所をこのむので、冬場だと少し肌寒い場所がよく、暖房をつけた場合は床に直接おくとちょうどよいでしょう。

昼間あたたかい場所に置いている場合、夜は多少ひやしてあげるのがポイント。

昼間は気温10~20度、夜間は5~10度の温度帯が理想です。

カーテンごしなど日当たりの良い場所に置く場合の注意点をお伝えします。

日照不足でしおれることもあるシクラメンですが、実は近年、遮光して育てられてから市場にでまわることが多くなっています

その場合は、いきなり日の当たる窓辺などに置くとすぐにしおれてしまうので、日光に当てる場合は少しずつ慣らしていくとよいでしょう

シクラメンの上手な水やり方法は?

シクラメンがへなへなになる原因と対処法!復活させて綺麗に咲かせる方法も紹介!

シクラメンの花を綺麗に咲かせるためには、水やりにコツが必要です。

シクラメンは多湿をきらう反面、水切れをおこすとたちまち葉や花茎がぐったりとしてしおれてしまいます。

上手な水やり方法で、シクラメンの花を長持ちさせましょう。

シクラメンの鉢植えは普通の鉢と、鉢の皿に水をためて水やりする底面給水鉢があります。

普通の鉢植えの場合は、花や茎に直接水がかからないように気をつけ、土に少量ずつ水をかけるようにします。

鉢の底から水が出てくるまで水やりをしましょう。

底面給水鉢では、8割くらい水が残っているようにしておきます。

基本、給水皿に水を入れて、よほど土が乾燥している時以外は、鉢の上には水やりしないようにしましょう

上手な水やり方法として、土が湿っている時は水やりを控え、土の中が乾いたのを指で確かめてからするのがポイント。

葉がしなっと柔らかくなってきたら水やりのサインです。

水やりの頻度は、毎日か2日に1度だと環境が適しているといえます。

シクラメンは風通しの良いところを好むので、あまりに土が湿っていて水やりしなくても良いような場合は、場所を変えたほうがよいでしょう。

地植えの場合は、極端に乾燥したとき以外は特に水やりする必要はありません。

細やかな気配りが必要なシクラメンですが、水やりについても様子を見ながら、綺麗な花を咲かせましょう。

シクラメンがへなへなにしおれた原因と対処法は?復活させて綺麗に咲かせる方法も紹介!まとめ

シクラメンがへなへなになる原因と対処法!復活させて綺麗に咲かせる方法も紹介!

今回は、シクラメンがしおれてへなへなになる原因と対処法!復活させて綺麗に咲かせる方法について紹介しました。

シクラメンがしおれてへなへなになってしまう原因は、環境が悪い場合や日照不足や水やり不足が考えられます。

一度へなへなにしおれてしまった場合は、環境を整えることや水やりをたっぷりとした後に葉組みなどをおこなうことで、葉や花を復活させることができるでしょう。

シクラメンは置き場所や水やりの方法にコツが必要な植物ですが、うまく育てれば毎年きれいな花を咲かせてくれます。

寒い冬にいきいきと咲いたシクラメンを見ると、気持ちまで上向きになりますね。シクラメンを育ててみましょう!

次の記事ではシクラメンの種からの増やし方について公開しています。

ぜひ、読んでくださいね。




→シクラメンの種からの増やし方は?




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